特許
J-GLOBAL ID:200903002955793070
減衰力調整式油圧緩衝器
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
萼 経夫 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-138575
公開番号(公開出願番号):特開平8-326821
出願日: 1995年05月12日
公開日(公表日): 1996年12月10日
要約:
【要約】【目的】 減衰力調整式油圧緩衝器において、減衰力特性の調整範囲を広くし、かつ、理想的な減衰力特性を得る。【構成】 シリンダ1に、ピストン2を嵌装しリザーバ5を接続する。伸び/縮み側通路24,31に主ディスクバルブ12,16を設け、これらの背面側に伸び/縮み側背圧室30,37を設ける。伸び側背圧室30を固定オリフィス38および副ディスクバルブ27とポート40,45とを介してシリンダ上下室1a,1bに連通させる。縮み側背圧室37を固定オリフィス39および副ディスクバルブ34とポート42,47とを介してシリンダ下室1bとリザーバ5に連通させる。シャッタ43により、ポート40,45と42,47の通路面積を変化させて主ディスクバルブ12,16開弁前の特性を調整するとともに伸び/縮み側背圧室28,33の内圧を変化させて開弁後の特性を調整する。副ディスクバルブ27,34で主ディスクバルブ12,16の開弁前にバルブ特性を得る。
請求項(抜粋):
油液が封入されたシリンダと、該シリンダ内に摺動可能に嵌装され前記シリンダ内を2つのシリンダ室に画成するピストンと、一端が前記ピストンに連結され他端が前記シリンダの外部へ延出されたピストンロッドと、前記シリンダに接続され前記ピストンロッドの伸縮にともなうシリンダの容積変化をガスの圧縮、膨張によって補償するリザーバと、前記シリンダの外部に設けられ、前記ピストンロッドの伸び行程時に一方のシリンダ室から他方のシリンダ室へ油液を流通させる伸び側通路と、縮み行程時にシリンダ室からリザーバ室に油液を流通させる縮み側通路と、前記伸び側通路の通路面積を調整する伸び側主減衰弁と、該伸び側主減衰弁の弁体に閉弁方向に内圧を作用させる伸び側背圧室と、該伸び側背圧室と前記伸び側主減衰弁の上流側のシリンダ室とを連通させる伸び側上流通路と、前記伸び側主減衰弁よりも低い開弁圧力で開弁して前記伸び側上流通路の通路面積を調整する伸び側副減衰弁と、前記伸び側背圧室と前記伸び側主減衰弁の下流側のシリンダ室とを連通させる伸び側下流通路と、該伸び側下流通路の通路面積を調整する伸び側可変オリフィスと、前記縮み側通路の通路面積を調整する縮み側主減衰弁と、該縮み側主減衰弁の弁体に閉弁方向に内圧を作用させる縮み側背圧室と、該縮み側背圧室と前記縮み側主減衰弁の上流側のシリンダ室とを連通させる縮み側上流通路と、前記縮み側主減衰弁よりも低い開弁圧力で開弁して前記縮み側上流通路の通路面積を調整する縮み側副減衰弁と、前記縮み側背圧室と前記縮み側減衰弁の下流側のリザーバとを連通させる縮み側下流通路と、該縮み側下流通路の通路面積を調整する縮み側可変オリフィスとを備えてなることを特徴とする減衰力調整式油圧緩衝器。
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