特許
J-GLOBAL ID:200903002955833919

マルチプロセッサシステム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森田 寛 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-338470
公開番号(公開出願番号):特開平6-187296
出願日: 1992年12月18日
公開日(公表日): 1994年07月08日
要約:
【要約】【目的】本発明は、ハードウェア機構に従ってプロセッサ間通信を行うマルチプロセッサシステムに関し、他プロセッサの発行するデータ転送要求を確実に処理できるようにするとともに、OSがハードウェア機構の実行するプロセッサ通信処理を管理できるようにすることを目的とする。【構成】他プロセッサからのデータ転送要求の受信時に、転送キューが満杯状態にあるときには、このデータ転送要求を一時的に退避させる構成を採って、OSの割込処理に従って転送キューが空くことを検出して、この検出時に、退避させたデータ転送要求を転送キューにエンキューしていくように構成する。そして、OSが設定可能とするフラグを設けて、このフラグに従って、ハードウェア機構が、他プロセッサからのデータ転送要求を無視したり、OSに対してデータ転送要求の受信状況を通知していくように構成する。
請求項(抜粋):
他プロセッサの発行するデータ転送要求を受信して転送キューにエンキューする受信機構(4) と、該転送キューにデータ転送要求がエンキューされているときに、他プロセッサに対して該データ転送要求の指定するデータ転送処理を実行する送信機構(3) とを備えるプロセッサの複数から構成されるマルチプロセッサシステムにおいて、各プロセッサが、上記転送キューの満杯状態の発生の有無を管理するレジスタ(9) と、割込要求があるときに、割込要求原因に応じた割込処理を実行する割込処理機構(8) とを備えるとともに、上記受信機構(4) は、データ転送要求の受信時に、上記レジスタ(9) が満杯状態を表示しているか否かを判断する判断部(14)と、上記レジスタ(9) が非満杯状態を表示しているときに、上記転送キューが満杯か否かを検出する検出部(15)と、該判断部(14)が満杯状態の表示を判断するときと、該検出部(15)が満杯を検出するときに、受信したデータ転送要求を退避領域に退避する退避部(16)と、該退避部(16)の退避処理時に、上記割込処理機構(8) に対して割込要求を発行する発行部(17)とを備え、かつ、上記割込処理機構(8) は、上記発行部(17)からの割込要求を受け取ると、上記転送キューが非満杯状態になるときを検出して、この検出時に、退避されるデータ転送要求の上記転送キューへのエンキュー依頼を発行していくよう処理することを、特徴とするマルチプロセッサシステム。
引用特許:
出願人引用 (4件)
  • 特開昭63-223858
  • 特開平1-295356
  • 特開昭64-004849
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審査官引用 (4件)
  • 特開昭63-223858
  • 特開平1-295356
  • 特開昭64-004849
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