特許
J-GLOBAL ID:200903002963448595
多重結合した窒素原子を有する化合物で停止し、多価官能性化学剤により部分架橋されたジエンの重合体および共重合体
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
小田島 平吉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-211701
公開番号(公開出願番号):特開平7-149825
出願日: 1994年08月15日
公開日(公表日): 1995年06月13日
要約:
【要約】【構成】 共役ジエン単量体またはそれとビニル芳香族炭化水素単量体との混合物を炭化水素溶媒中で有機アルカリ(土類)金属開始剤を用いてアニオン重合させて活性有機金属末端を含有するリビング状態のジエン(共)重合体を製造し;その有機金属末端を芳香族ニトリルおよび置換イミンよりなるグループから選択した多重結合窒素原子を有する化合物と反応させて上記のリビング状態のジエンの重合体鎖の実質的に全てを停止させ;停止した重合体鎖を多官能性化学剤と部分的に結合させる一連の段階を含むジエン(共)重合体の製造方法。【効果】 改良された未加工重合体粘性と効果状態および、カーボンブラック強化状態における減少した履歴性とを有するジエン(共)重合体が得られ、これから減少した回転抵抗性と増大した濡れ牽引性とを有するタイヤトレッドが形成される。
請求項(抜粋):
(1)共役ジエン単量体または共役ジエン単量体とビニル芳香族炭化水素単量体との混合物を炭化水素溶媒中で有機アルカリ金属開始剤または有機アルカリ土類金属開始剤を用いてアニオン重合させて活性有機アルカリ金属末端または活性有機アルカリ土類金属末端を含有するリビング状態のジエンの重合体または共重合体を製造し;(2)その有機アルカリ金属末端または有機アルカリ土類金属末端を約0.6ないし約2モルの、芳香族ニトリルおよび、式中のR1およびR2がH、アルキル、シクロアルキル、アリール、ジアルキルアミノアリール、アラールキル基、ならびに非プロトン性のO、NおよびSを含有するアルキル、シクロアルキル、アリールおよびアラールキル基よりなるグループから選択したものであり;式中のR3がアルキル、シクロアルキル、アリール、ジアルキルアミノアリール、アラールキル基、ならびに非プロトン性のO、NおよびSを含有するアルキル、シクロアルキル、アリールおよびアラールキル基よりなるグループから選択したものであるが;前提として、R1、R2およびR3基の少なくとも一つがジアルキルアミノアリール基でなければならず、また、R1、R2およびR3基の全てがアリール基であってはならない式:【化1】を有する置換イミンよりなるグループから選択した多重結合窒素原子を有する化合物と反応させて上記のリビング状態のジエンの重合体鎖または共重合体鎖の実質的に全てを停止させ;(3)停止した重合体鎖の約10ないし約70重量%をポリハロゲン化ケイ素、ポリイソシアネート、ハロゲン化ホスホリルおよびポリカルボン酸ハロゲン化物よりなるグループから選択した多官能性化学剤と結合させる一連の段階を含む、改良された加工性を有し、履歴性の減少した弾性体組成物の形成に適するジエンの重合体または共重合体の製造方法。
IPC (2件):
C08F 8/30 MHE
, C08F236/10 MPE
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