特許
J-GLOBAL ID:200903002974297017

内燃機関の弁駆動装置用の切換え可能なタペット

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢野 敏雄 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-512873
公開番号(公開出願番号):特表平10-507242
出願日: 1995年08月21日
公開日(公表日): 1998年07月14日
要約:
【要約】タペット(1)は、少なくとも3種の異なったカム輪郭に切換え可能であって、しかも選択的にゼロ揚程を実現できるものでなければならない。このためにタペット(1)は、円形ボトム区分(3)を包囲する円環形ボトム区分(2)から成っている。前記の円環形ボトム区分(2)と円形ボトム区分(3)とは、半径方向に変位可能な連結手段(10)を介して互いに連結可能である。前記円形ボトム区分(3)のガイドスリーブ(7)内には、軸方向に可動の付加的なインナーピストン(18)が配置されている。該インナーピストン(18)は、タペット(1)の連結を完全に断つために、別の連結手段(23)を介して前記ガイドスリーブ(7)に対して連結を解除することができる。
請求項(抜粋):
円形ボトム区分(3)を同心的に包囲する円環形ボトム区分(2)を備えた、内燃機関の弁駆動装置用の切換え可能なタペット(1)であって、前記円環形ボトム区分(2)が揚程方向で、前記円形ボトム区分(3)よりも大きな揚程の少なくとも1つのカム(71)によって負荷されておりかつ前記の両ボトム区分(2,3)が互いに相対的にシフト可能であり、前記タペット(1)が、前記円環形ボトム区分(2)に結合されたスカート(4)を介して、シリンダヘッド(70)の孔(114)内を軸方向可動にガイドされている一方、前記円形ボトム区分(3)が、前記カム(71,72)から離反した方の端面(6)に、前記円環形ボトム区分(2)の孔(8)によって少なくとも部分的にかつ間接的に包囲されたガイドスリーブ(7)を有しており、前記の円環形ボトム区分(2)及び円形ボトム区分(3)の内部領域又は前記両ボトム区分の近傍領域に、前記カム(71,72)の基礎円内で前記両ボトム区分(2,3)を選択的に係合接続式に連結するための連結手段として少なくとも1つの半径方向に変位可能な第1ピストン(10)が設けられており、該第1ピストンが、少なくとも一方の運動方向に油圧媒体を介して負荷可能、かつ他方の運動方向には選択的に油圧媒体を介してか又は前記第1ピストン(10)当り夫々1つのばね(12)の力を介して負荷可能であり、当該第1ピストン(10)が連結動作時に、前記の円環形ボトム区分(2)と円形ボトム区分(3)との間で軸方向に延びるパーティング面(14)に重なって係合する形式のタペット(1)において、前記ガイドスリーブ(7)の孔(17)内に、該ガイドスリーブに対して軸方向に摺動可能なインナーピストン(18)が、カムから離反した方の前記円形ボトム区分(3)の端面(6)に対して一方の端面を隔てて配置されており、該インナーピストンの反対側の他方の端面(19)が、弁軸の一端と少なくとも間接的に協働し、前記インナーピストン(18)が、連結手段としての第2ピストン(23)を受容するために半径方向に延びる少なくとも1つの半径方向孔(22)を有し、かつ前記第2ピストンが、選択的に油圧媒体を介して、又は少なくとも1つのばね(24)の力によって前記カム(71,72)の基礎円内で摺動可能であることを特徴とする、内燃機関の弁駆動装置用の切換え可能なタペット。

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