特許
J-GLOBAL ID:200903003052891650

核酸の塩基配列の決定法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 吉田 研二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-196923
公開番号(公開出願番号):特開平5-038299
出願日: 1991年08月07日
公開日(公表日): 1993年02月19日
要約:
【要約】【目的】サンガー法における精度と解析密度を向上させる。【構成】サンガー法におけるプライマを2種類設定し、デオキシヌクレオチドトリフォスフェートのダイマーを基質として用いるとともに、標識されたターミネータを加えて伸長反応を行う。そして、上記2種類のプライマに基づいて生成する第一生成物と第二生成物を同一の条件下で鎖長に応じて同時に分離することによって生成する互い違いの梯子状のバンドを、読み取り分析することによってDNAの塩基配列を決定する。
請求項(抜粋):
核酸の塩基配列を決定するサンガー法において、塩基配列決定の対象となるDNAに、第一プライマとなる相補鎖を加えて第一ヘテロ二本鎖を作成する第一アニーリング工程と、デオキシヌクレオチドダイマートリフォスフェートを反応基質として用い、これとともに伸長反応阻害剤を添加して前記第一ヘテロ二本鎖の伸長反応を行う第一伸長工程と、前記塩基配列決定の対象となるDNAに、前記第一プライマよりも1塩基分だけ長い相補鎖を第二プライマとして用いて第二ヘテロ二本鎖を作成する第二アニーリング工程と、デオキシヌクレオチドダイマートリフォスフェートを反応基質として用い、これとともに伸長反応阻害剤を添加して前記第二ヘテロ二本鎖の伸長反応を行う第二伸長工程と、前記第一伸長工程で得られた第一反応生成物と前記第二伸長工程で得られた第二反応生成物とを同一の条件下で鎖長に応じて分離する同時分離工程と、を含み、前記同時分離工程において生成した梯子状のバンドを分析することによってDNAの塩基配列を決定することを特徴とする核酸の塩基配列決定法。

前のページに戻る