特許
J-GLOBAL ID:200903003061739070

計数可能な電子貨幣システムおよび方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 社本 一夫 (外5名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-541370
公開番号(公開出願番号):特表2001-525087
出願日: 1998年03月30日
公開日(公表日): 2001年12月04日
要約:
【要約】連番を付けた(51-L)電子コイン(51-D)および電子小切手(51-0,52-0,53-0)の形態で記憶された貨幣価値を用い、各トランザクション毎の完全な中央での会計を必要とせずに、効率的にセキュリティの監視を行うスマート・カード支払システム(51,52,53)。システム・レベルのセキュリティの中心的監視は、出所まで遡る電子コイン(51-D)のトランザクション経路の効率的な追跡と結合した統計的サンプリング技法を含む。少量のデータ記憶および伝送(51-E,52-2,52-11)のみを利用し、大型の集中トランザクション記録データベースの必要性を排除する。消費者のプライバシー保護、およびカード間貨幣転送を行う柔軟性が、これによって強化され、しかもシステム全体のセキュリティの検証、ならびにセキュリティ侵害の迅速な検出および追跡を可能とする。電子コイン(51-D)に多数の版を設けることにより、システムの透明で周期的な更新、およびセキュリティ基本線の再確立を可能とし、更に消費者が紛失または放棄した記憶貨幣価値の規則的な再生にも対処する。
請求項(抜粋):
基本貨幣単位の整数倍の額で電子貨幣を転送する計数可能電子貨幣システムであって、前記電子貨幣の転送は、複数の支払カード、複数の販売時点情報管理端末、および多数の金融機関から選択された2つの間で行われる計数可能電子貨幣システムにおいて、 a.少なくとも1つの電子コイン種別であって、各電子コイン種別が、整数個の前記基本貨幣単位の額面を有する電子コイン種別と、 b.各々が前記少なくとも1つの電子コイン種別の1つに属する複数の電子コインであって、各電子コインが連番を有する複数の電子コインと、 c.各々が前記複数の電子コインからの電子コインを記憶する複数の貨幣価値記憶装置であって、 i.各々が前記複数の支払カードの内の1つの支払カードに含まれる複数の電子コイン用財布と、 ii.各々が前記複数の販売時点情報管理端末の内の1つの販売時点情報管理端末に含まれる複数の電子コイン用引き出しと、 iii.各々が前記多数の金融機関の内の1つの金融機関に含まれる多数の電子コイン・プールと、から成る複数の貨幣価値記憶装置と、 d.前記複数の貨幣価値記憶装置から選択した発信元貨幣価値記憶装置から、前記複数の貨幣価値記憶装置から選択した他の宛先貨幣価値記憶装置に、選択可能な電子コイン種別に属する選択可能な数の電子コインを転送するトランザクション手段であって、前記選択可能な数の電子コインの各1つの前記連番を、前記宛先貨幣価値記憶装置に記録し、前記貨幣価値記憶装置から前記連番を消去するように動作するトランザクション手段と、を備える計数可能電子貨幣システム。
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • ICカード
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平3-301663   出願人:松下電器産業株式会社
引用文献:
審査官引用 (2件)
  • -eコマース時代の新・貨幣論- デジタル・キャッシュ 初版, 19960711, 第1版, p.132〜141
  • -eコマース時代の新・貨幣論- デジタル・キャッシュ 初版, 19960711, 第1版, p.132〜141

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