特許
J-GLOBAL ID:200903003096679453

センサ信号の最大値検出方法,センサ信号処理装置,及び内燃機関のノック検出方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 足立 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-119430
公開番号(公開出願番号):特開平11-315750
出願日: 1998年04月28日
公開日(公表日): 1999年11月16日
要約:
【要約】【課題】 振動波であるセンサ信号の振動中心レベルに対する振れ幅の最大値を、ノイズに影響されることなく且つ検出期間の長さに拘らず、正確に検出する。【解決手段】 ノックセンサからのセンサ信号をノック判定区間の間入力して、その信号の振動中心レベル(基準値)に対する振れ幅の最大値を検出するエンジン制御用ECUは、センサ信号の基準値に対する振れ幅を、センサ信号の各半波期間T分毎に積分すると共に、その各積分値を半波期間Tの継続時間で割った平均値AVRを夫々算出する。そして、各平均値AVRのうちで最大の平均値AVRmax を選択し、その最大の平均値AVRmax から上記振れ幅の最大値を算出する。このECUによれば、センサ信号の基準値に対する振れ幅を、半波期間T分毎に積分して平均化しているため、ノイズに影響されることなく且つノック判定区間の長さに拘らず、上記振れ幅の最大値を正確に検出することができる。
請求項(抜粋):
センサから振動波として出力されるセンサ信号を所定の検出期間の間入力し、その検出期間における前記センサ信号の振動中心レベルに対する正方向と負方向との両方或いは一方への振れ幅の最大値を検出するセンサ信号の最大値検出方法であって、前記センサ信号の前記振動中心レベルに対する振れ幅を、前記センサ信号のレベルが前記振動中心レベルよりも正側にある半波期間と前記センサ信号のレベルが前記振動中心レベルよりも負側にある半波期間との両方の各々分毎、或いは、前記両半波期間のうちの一方分毎に積分すると共に、その各積分値を前記半波期間の継続時間で割った平均値を算出し、前記算出した各平均値のうちで最大のものから、前記振れ幅の最大値を求めることを特徴とするセンサ信号の最大値検出方法。

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