特許
J-GLOBAL ID:200903003112358590
焦点検出装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
永井 冬紀
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-214064
公開番号(公開出願番号):特開平8-075997
出願日: 1994年09月07日
公開日(公表日): 1996年03月22日
要約:
【要約】【目的】 撮影画面内のデフォーカス量を精度よく算出する。【構成】 焦点検出装置に適用され、イメージセンサー2の出力信号列のDC成分を完全には除去しないDC減フィルター処理データを算出する。DC減フィルター処理データを3つの領域に分割し、各領域ごとに焦点検出可能か否かを判定する。判定が否定されると高周波成分を抽出する第1フィルター処理データの全領域について焦点検出可能か否かを判定する。判定が否定されると、以下同様に、第2フィルター処理データおよび第3フィルター処理データに基づいて焦点検出が可能か否かを判定する。いずれかのフィルター処理データの全領域について焦点検出可能と判定されると基準ブロックを設定し、この基準ブロックに基づいて各ブロックの重み付け係数を設定して各ブロックのデフォーカス量を修正し、これらデフォーカス量を合成して最終的なデフォーカス量を決定する。
請求項(抜粋):
複数の光電変換素子からなり、被写体像の光強度分布に応じた信号列を出力する光電変換素子列と、撮影レンズを通過した被写体からの光束を前記光電変換素子列に導き、前記光電変換素子列上に被写体像を結像する焦点検出光学系と、前記光電変換素子列から出力された信号列の中からそれぞれ異なる周波数成分を抽出する複数のフィルター演算処理を有し、該複数のフィルター演算処理のうちいずれかを前記信号列に対して行ない、その演算処理結果であるフィルター処理データを出力するフィルター処理手段と、前記出力されたフィルター処理データを焦点検出演算の単位となるブロックに分割する演算範囲設定手段と、前記フィルター処理データに基づいて前記ブロックごとにデフォーカス量を算出し、該算出されたデフォーカス量の信頼性を判定する焦点検出演算手段と、前記光電変換素子列から出力された信号列を前記ブロックを境界にして複数の領域に分割し、該複数の領域のそれぞれの領域ごとに、該領域の中に含まれる前記ブロックのうち少なくとも一つについて前記信頼性が高いと判定されると該領域を焦点検出可能と判断するようにし、前記複数の領域のすべてについて焦点検出可能と判定されると、前記フィルター処理手段、前記演算範囲設定手段および前記焦点検出演算手段の動作を禁止する演算終了判定手段と、前記演算終了判定手段によって前記複数の領域のすべてについて焦点検出可能と判定されると、前記各ブロックごとに算出された前記デフォーカス量を合成して前記撮影レンズの最終的な焦点調節状態を決定するデフォーカス量合成手段とを備えることを特徴とする焦点検出装置。
IPC (2件):
FI (2件):
G02B 7/11 N
, G03B 3/00 A
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