特許
J-GLOBAL ID:200903003115380839

ランゲルハンス島の培養及び島自己移植島再生方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 敬 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-295808
公開番号(公開出願番号):特開2000-139455
出願日: 1999年10月18日
公開日(公表日): 2000年05月23日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】移植体及び自己移植体のための十分な量を得るランゲルハンス島培養法の提供。【解決手段】ランゲルハンス島の場合はラジカルスカベンジャー、増殖因子、マトリックス材料、神経増殖因子、細胞遊走/散乱因子及び抗インテグリンβ1抗体を培養過程に補足した培養血清(ラット/ヒト)培地で行う。培地を最初にラジカルスカベンジャー及び増殖因子で補足し、約12〜24時間培養後にマトリックス材料、ラジカルスカベンジャー、神経増殖因子及び増殖因子を補足する。培養過程の4〜5日に、増殖因子、細胞遊走/散乱因子及び抗-インテグリンβ1抗体を補足する。いかなる潜在赤血球も島培養から排除されるよう培養過程を長期間行う。ヒトを含む糖尿病患者に、長期にわたる正常血糖及び繊維芽細胞を含まずに真正糖尿病を完全に治療する島再生のための移植に十分な量の島を生産するために増殖を継続する。
請求項(抜粋):
単離ランゲルハンス島内分泌細胞を移植に適切なようにインビトロ培養及び増殖させる方法であって、インスリン生産細胞に分化し得る細胞を包含する生存可能なランゲルハンス島内分泌細胞を供給し、血清、少なくとも1種のニコチンアミド、マンニトールまたはスーパーオキシドジスムターゼからなる群から選択されるラジカルスカベンジャー、少なくとも1種のインスリントランスフェリンセレナイト(ITS)、表皮増殖因子(EGF)、血小板由来増殖因子(PDGF)、トロンビン、リノール酸-BSA、ヒドロコルチゾン及びプロゲステロンからなる群から選択される増殖因子及び少なくとも1種のインスリン様増殖因子-I(IGF1)及び-II(IGF2)、血管性内皮増殖因子(VeGF)からなる群から選択される抗壊死または抗アポプトシス因子を補足された基本培地を含む第1培地を供給し、インスリン生産細胞に分化し得る細胞を包含するランゲルハンス島内分泌細胞を前記第1培地中で約1日の期間培養して、第1培養増殖を生成させ、前記第1培養増殖を捕集し、抗-インテグリンβ1抗体を有する、新鮮なダルベッコ変性イーグル培地(DMEM)または血清不含基本培地中で室温で45〜120分インキュベートして、第2培養増殖を生成させ、前記第2培養増殖をマトリックス材料中に懸濁させて、3次元培養増殖環境を供給し、前記補足された基本培地を含みさらに少なくとも他の増殖因子を包含する第2培地を加え、次いで、1または2日培養して前記マトリックス材料中に分散した第3培養増殖を供給し、前記マトリックス材料中で第3培養増殖を培養するための第3培地を供給し、前記第3培地はVeGFを含まない補足された基本培地を含み、もし、前記第3培養増殖の前記島が厚く見え、かつ前記島の中心が暗く見えるなら、前記第3培地に任意に神経増殖因子(NGF)及び肝細胞増殖因子を加え、または、前記島が拡がりすぎるように見えるなら、前記第3培地に任意にNGF及び抗-インテグリンβ1抗体を加え、約1または2日の期間培養させて第4培養増殖を生成させマトリックス材料から前記島を捕集し、前記捕集した島及び任意の接着性ゲルに酵素を加え、約10分間インキュベートして、インキュベート生成物を供給し、そして、前記インキュベート生成物を前後に多数回吸引して、酵素を作用されたゲルを前記島から除去するようにし、それにより、前記繊維芽細胞を前後への吸引の間に創造された力にさらして、繊維芽細胞が前記島の表面から分離するようにさせて繊維芽細胞のない島を製造することを含む方法。
IPC (3件):
C12N 5/06 ,  A61K 35/39 ,  A61P 3/10
FI (3件):
C12N 5/00 E ,  A61K 35/39 ,  A61P 3/10

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