特許
J-GLOBAL ID:200903003115436907

車両用自動変速機の制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 阿部 英幸
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-297904
公開番号(公開出願番号):特開平10-122344
出願日: 1996年10月23日
公開日(公表日): 1998年05月15日
要約:
【要約】【課題】 複雑な制御なしで、車両登坂路停止時の後退を防止しながら、発進時には速やかにその後退防止機能を解除する。【解決手段】 車両用自動変速機は、その変速機構中の所定の回転要素を係止して、車両後退方向への出力要素の回転を阻止可能で、回転要素の回転方向に応じてセルフエナージ作用とディエナージ作用により係合力に差異を生じる油圧サーボ4作動のバンドブレーキ32で構成される。それによりバンドブレーキは、セルフエナージ作用が生じる方向を、出力要素の逆回転時に回転要素が回転する方向とし、車両の後退による出力要素の逆回転時に回転要素を係止するに必要な第1の油圧の方が、ディエナージ作用時に回転要素が係止される第2の油圧より低くなる領域を有する設定とされる。制御装置5,6は、バンドブレーキ32の油圧サーボ4へ、第1の油圧以上で第2の油圧未満の油圧を供給可能な油圧供給手段52を有する。
請求項(抜粋):
車両の駆動軸に動力伝達可能に連結される出力要素と、該出力要素に連動可能に連結された回転要素とを有する変速機構と、該変速機構の制御装置とを備える車両用自動変速機の制御装置において、前記回転要素を係止して、車両後退方向への出力要素の回転を阻止可能な油圧サーボ作動のブレーキが設けられ、該ブレーキは、回転要素の回転方向に応じてセルフエナージャイジング作用とディエナージャイジング作用により係合力に差異を生じるバンドブレーキで構成され、該バンドブレーキは、セルフエナージャイジング作用が生じる方向を、出力要素の逆回転時に回転要素が回転する方向とし、車両の後退による出力要素の逆回転時に回転要素を係止するに必要な第1の油圧の方が、ディエナージャイジング作用時に回転要素が係止される第2の油圧より低くなる領域を有する設定とされ、前記制御装置は、バンドブレーキの油圧サーボへ、第1の油圧に等しいか又はそれより高く第2の油圧より低い油圧を供給可能な油圧供給手段を有することを特徴とする車両用自動変速機の制御装置。
IPC (8件):
F16H 61/02 ,  F16H 57/10 ,  F16H 63/30 ,  F16H 59:02 ,  F16H 59:18 ,  F16H 59:44 ,  F16H 59:54 ,  F16H 63:12
FI (3件):
F16H 61/02 ,  F16H 57/10 ,  F16H 63/30

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