特許
J-GLOBAL ID:200903003146974648

並列処理の負荷均一化方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 京谷 四郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-091016
公開番号(公開出願番号):特開平5-290005
出願日: 1992年04月10日
公開日(公表日): 1993年11月05日
要約:
【要約】【目的】 並列計算機において、同期のための待ち時間を減少させ、計算速度を向上させること。【構成】 複数のプロセッサを備え、全てのプロセッサからの処理の終了通知が揃うとともに、ネットワークにおけるプロセッサ間通信が終了したとき、次のステップの実行開始命令を出す同期機構とを備えた並列計算機において、各プロセッサは、次のステップで直ちに出力データが使用される個別処理だけを全て実行する(ステップS11)。その実行が終了すると、その終了を同期機構に通知する(ステップS12)。そして、同期機構から次のステップの実行開始命令がくるまでの待ち時間に、各プロセッサは、その時点で実行可能な個別処理を実行する(ステップS14)。以上のような処理を行うことにより、同期のためのプロセッサの待ち時間を減少させ、計算速度を向上させることができる。
請求項(抜粋):
個別処理を実行する複数のプロセッサと、複数プロセッサ間通信を行うためのネットワークと、全てのプロセッサからの処理の終了通知が揃うとともに、ネットワークにおけるプロセッサ間通信が終了したことを条件として、全てのプロセッサに次のステップの実行開始命令を出す同期機構とを備え、全てのプロセッサをステップ毎に同期させて、多数の個別処理の計算を並列に処理する並列計算機において、各プロセッサが実行する当該ステップにおける多数の個別処理のそれぞれに必要なデータが全て揃った際、各プロセッサは、次のステップで直ちに現ステップの個別処理の出力データが使用される個別処理だけを全て実行し、その実行が終了すると、その終了を同期機構に通知し、同期機構から次のステップの実行開始命令がくるまでの待ち時間に、各プロセッサは、実行に必要な入力データが揃っていて、かつ、次のステップより後の最も早い時期に出力データが使用される個別処理を実行することにより、同期のためのプロセッサの待ち時間を減少させ、各同期ステップ毎のプロセッサ間負荷を均一化させることを特徴とする並列処理の負荷均一化方法。
IPC (2件):
G06F 15/16 380 ,  G06F 15/16 330

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