特許
J-GLOBAL ID:200903003170033960

頭部及び首部の厚さ可変な頚部枕

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦 (外4名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-506641
公開番号(公開出願番号):特表平10-503403
出願日: 1995年07月27日
公開日(公表日): 1998年03月31日
要約:
【要約】U形状の枕10は、ユーザの中咽頭のレベルにおいて、その気道通路の断面積の最大化のためのものである。仰向けの姿勢ではこのユーザの頭部は伸張されて、そしてその後頭部はマットレスに直接的に休息載置して横たえられる。さらにこの枕は、過渡的部分28,30により中央部26に接続されたU形状の2つの脚部を形成する側向頭部休息部位20,22を有し、その寸法取りされたU字状の底辺を正確に形成し、そして、このユーザが仰向けと横向きの姿勢との間を寝返りしても頭部および首部は十分に伸張され、ユーザの咽頭部および胸腔部が実質的に整列される。
請求項(抜粋):
ユーザの口咽頭を最大限に開口するためおよび、このユーザの頚部脊椎と胸腔脊椎を維持するために、ある1つの脊椎の状態から側向きの位置への寝返り(ローリング)動作を通じての実質的な補助的伸張の整列調整(アライメント)において、首の緊張やいびきおよび睡眠呼吸不足障害を減少させるための枕であり、次の構成要素から構成されている。すなわち、 (a) それぞれが凸状に屈曲して成る所定の非圧縮時の鉛直高(24a)をもつ上面を有し、左右にもち上がった一組の側向首部休息部材(12,14)と; (b) 前記の左右にもち上がった左と右の首部休息部位(12,14)の間に配設された下部の中央首部休息部位(26)と;前記中央首部休息部位は、 仰向けに横たわったこのユーザの曲った首部が実質的に継続して接触し圧縮されるように付設された凸状の屈曲された上面(36)を有し、 前記上面は、最大の圧縮時の鉛直高と、ユーザの荷重のもとでの屈曲をも有して成り、ユーザの首の自然な曲率が維持され、そしてこの頭および首がこの枕の下部に敷置されたマットレスに向かって後ろに伸張されるようにして成り、当該ユーザの後頭部がこのマットレスに対し直接的に載置(レスト)し、これにより仰向けの姿勢(ポジション)のときに当該ユーザの中咽頭の断面積が最大になるようにして成り、 (c) 前記の左右の側向首部休息部位(12,14)と前記首部中央休息部位(26)で接続する一組の首部休息部位の過渡的枕部材(28,30)であり、前記首部休息部位の過渡的枕部材は、前記の左右の側向首部休息部位の屈曲面を伴う前記首部中央休息部位に上方に向かって傾斜して曲った斜面を有して接続して成り、前記左右の首部休息部位の屈曲した上面は、側向きに敷置され、前記中央首部休息部位の非圧縮時の鉛直高よりも大きな非圧縮時の鉛直高を有し、そして、 (d) 一組の側向頭部休息部材(20,22)であり、それぞれが前記左右の側向首部休息部材の一方に接続され、前記側向頭部休息部材は、U形状の枕構造の足を定義し、前記側向き、仰向けおよび過渡的な首部休息部位はU字状の枕構造の底部を定義し、更に前記側向頭部休息部位は、実質的に平坦で水平であって、前記左右の側向首部休息部位の前記屈曲表面は、その非圧縮時の鉛直高よりも低くして成り、よって、当該ユーザの頭部が前記側向き頭部休息部位に対して水平に横たえられる際には、このユーザの屈曲した口腔脊椎が整列維持されてユーザの咽頭部および胸腔部が実質的に整列されるように成り、 前記枕の中心線から、その側向き首休息部位とその過渡的部分との間の接合連結部への垂線の測定距離は、前記仰向け姿勢に横たわるときに、前記中心線からユーザの肩の側端部までの測定距離よりも少ないか又は等しく、これにより当該ユーザがこの仰向け姿勢から寝返りをした際にもこのポジションを確実なものにし、 (i) 当該ユーザの頭部は、このユーザの上腕骨によって規定される機軸に関して旋回動作し、前記側向頭部休息部位の1つと隣接する関係に当該ユーザの頭部側面が位置され、 (ii) 当該ユーザの首部は、前記左右の側向首部休息部位の一方と、前記屈曲表面に対して実質的に連続的な隣接関係で横たわり、そして、 (iii) 当該ユーザの頚部および胸腔部脊椎は、寝返り動作を通じて実質的に補助的伸張アライメントにあることを特徴とする、頭部及び首部の厚さ可変な頚部枕。

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