特許
J-GLOBAL ID:200903003184827098
スラストころ軸受
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
小山 欽造 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-002423
公開番号(公開出願番号):特開平9-189325
出願日: 1996年01月10日
公開日(公表日): 1997年07月22日
要約:
【要約】【目的】 外輪4を支持したケーシング13と内輪5を支持した軸16との偏心に拘らず、保持器3に過大なラジアル荷重が加わるのを防止する。【構成】 保持器3の内周面と内側フランジ9の外周面との間の内側隙間19aを、上記偏心を吸収可能な程度に十分に大きくする。上記偏心に基づく振れ回り運動が発生した場合には、保持器3と内輪5とが上記内側隙間19aの範囲でラジアル方向に変位する。内側フランジ9には係止リング20を固定し、この係止リング20の円輪部22により、保持器3と内輪5との分離防止を図る。
請求項(抜粋):
放射方向に配列された複数のころと、全体を円輪状に造られてこの複数のころを転動自在に保持する保持器と、円輪状の外輪レース部とこの外輪レース部の外周縁に全周に亙って形成された円筒状の外側フランジとから成る外輪と、円輪状の内輪レース部とこの内輪レース部の内周縁に全周に亙って形成された内側フランジとから成る内輪とを備え、上記外輪レース部と上記内輪レース部との間で上記複数のころを挟持して成るスラストころ軸受に於いて、上記保持器の外周面と上記外側フランジの内周面との間の外側隙間と上記保持器の内周面と上記内側フランジの外周面との間の内側隙間との少なくとも一方の隙間を、上記外輪を支持する部材と上記内輪を支持する部材との偏心量よりも大きくすると共に、上記外側フランジと内側フランジとの少なくとも一方のフランジに係止部を、上記偏心量よりも大きな隙間を越えて設け、この係止部と上記保持器の周縁部との係合に基づき、当該フランジを形成した外輪又は内輪と上記保持器との分離防止を図った事を特徴とするスラストころ軸受。
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