特許
J-GLOBAL ID:200903003187394931

導電性錫系酸化物

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-317372
公開番号(公開出願番号):特開2002-124127
出願日: 2000年10月18日
公開日(公表日): 2002年04月26日
要約:
【要約】【課題】 安定性や安全性の観点から有用な導電性フィラーとなり得る二酸化錫を主成分とする錫系酸化物であって、安全性に問題があるアンチモン等の導電性を向上させるために一般的に添加されるドーパントや導電性の不安定化要因となる金属成分を含まずに、高い導電性を有する錫系酸化物を提供する。【解決手段】 例えば、金属錫又はハロゲン化錫等の錫化合物を水性溶液若しくは有機溶媒に溶解させた溶解性酸化錫前駆体溶液又は該溶液を中和して調製した不溶性酸化錫前駆体の懸濁液を20°C/秒以上の昇温速度で300°C迄加熱した後、酸素を含む雰囲気下で300°Cを越える温度で0.1秒以上5分以下加熱処理することにより、酸素欠陥を有していてもよい二酸化錫結晶を含み、且つ実質的に金属錫を含まず、二酸化錫の体積抵抗率を低下させる作用を有するドーパントの含有量が1000ppm以下である錫系酸化物であって、該錫系酸化物の粉末を5.6×107Paのプレス圧で圧粉法により測定したときの体積抵抗率が10-1〜103Ωcmである導電性錫系酸化物を得る。
請求項(抜粋):
酸素欠陥を有していてもよい二酸化錫結晶相を含み、且つ実質的に金属錫を含まず、二酸化錫の体積抵抗率を低下させる作用を有するドーパントの含有量が1000ppm以下である錫系酸化物であって、該錫系酸化物の粉末を5.6×107Paのプレス圧で圧粉法により測定したときの体積抵抗率が10-1〜103Ωcmであることを特徴とする導電性錫系酸化物。
IPC (3件):
H01B 1/08 ,  C01G 19/02 ,  H01B 13/00 501
FI (3件):
H01B 1/08 ,  C01G 19/02 B ,  H01B 13/00 501 Z
Fターム (4件):
5G301CA02 ,  5G301CA23 ,  5G301CD04 ,  5G301CE02
引用特許:
審査官引用 (1件)

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