特許
J-GLOBAL ID:200903003189323373

液状金属処理用組成物の製造方法、液状金属処理用組成物および金属表面に防食皮膜を生成させる方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 坂口 昇造
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-190488
公開番号(公開出願番号):特開平10-102264
出願日: 1997年07月01日
公開日(公表日): 1998年04月21日
要約:
【要約】【課題】 金属表面、特にアルミニウム表面の防食性を向上させ、また6価クロム含有量を0にするかまたは減少させるにもかかわらず同等の防食性を付与する。【解決手段】 水および(A)HTiF等から選ばれる成分、および(B)Ti等、Ti等の酸化物等から選ばれる成分よりなる、視覚的に透明でない等の性質を有する先駆混合物を十分な温度・時間保持して、透明である等の性質を有する液体混合物とし、これと特定重合体または6価クロム含有組成物とを混合することを特徴とする液状金属処理用組成物の製造方法、および当該もしくは別の液状金属処理用組成物、およびかかる組成物を用いて金属表面に防食皮膜を生成させる方法。
請求項(抜粋):
液状金属処理用組成物を製造する方法であって、(I)水および(A)HTiF、HZrF、HHfF、HAlF、HSiF、HGeF、HSnFおよびHBF、およびそれらの混合物よりなる群から選ばれる溶解した成分、および(B)Ti、Zr、Hf、Al、Si、Ge、SnおよびB、Ti、Zr、Hf、Al、Si、Ge、SnおよびBの酸化物、水酸化物および炭酸塩、およびこれらの元素、酸化物、水酸化物および炭酸塩の2以上の混合物から選ばれる、溶解した、分散した、または溶解および分散した成分より本質的になる、連続した液相を有する先駆混合物であって、以下の特徴の少なくとも1つを有する先駆混合物:(i)1cmの厚さで視覚的に透明でない;(ii)可視光を散乱させる;および(iii)氷点と20°Cの間の温度で少なくとも100時間保持すると目視で分る固相の沈降が起こるを準備し、(II)工程(I)で準備した先駆液体混合物を、安定した液体混合物(この液体混合物は目視で観察し得る相分離の形跡がなく、1cmの厚さで見た場合透明であり、20〜25°Cの温度で少なくとも100時間の貯蔵の間目視で観察し得る相分離の形跡がないほど十分に安定である)を形成するのに十分な温度で少なくとも十分な時間保持するか、または、任意的にさらに、(III)工程(II)で得られた安定した液体混合物と(C)(i)以下の(i.1)、(i.2)および(i.3)よりなる群から選ばれる水溶性もしくは水分散性重合体および/または共重合体、および以下の(ii)の少なくとも1つ:(i.1)x-(N-R-N-R-アミノメチル)-4-ヒドロキシ-スチレン(式中、xは2、4、5または6であり、Rは炭素数1〜4のアルキル基を表し、Rは一般式H(CHOH)CH-(式中、nは1〜7の整数である)の置換基を表す)の1以上の重合体および共重合体、(i.2)末端が非重合性基でブロックされていてもよくおよび/またはそのエポキシ基のいくつかが水酸基に加水分解されていても良いエポキシ樹脂、および(i.3)アクリル酸およびメタクリル酸の重合体および共重合体およびそれらの塩、および(ii) 6価クロム、および任意的に3価クロムを含有する組成物、および、任意的に、水、下記成分(D)および下記成分(E)の1以上:(D)元素Ti Zr、Hf、B、Al、Si、GeおよびSnの水溶性の酸化物、炭酸塩および水酸化物よりなる群から選ばれる成分、および(E)上記成分のいずれかの一部ではない水溶性酸化剤よりなる群から選ばれる成分とを混合して、20〜25°Cの温度で少なくとも100時間の貯蔵の間目視で観察し得る相分離の形跡がないほど十分に安定である該液状金属処理用組成物を生成させる工程よりなる該方法。
IPC (3件):
C23C 22/34 ,  C23C 22/28 ,  C23C 22/73
FI (3件):
C23C 22/34 ,  C23C 22/28 ,  C23C 22/73

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