特許
J-GLOBAL ID:200903003192687262

誘導電動機のトルク制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 村上 博 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-259553
公開番号(公開出願番号):特開平11-098891
出願日: 1997年09月25日
公開日(公表日): 1999年04月09日
要約:
【要約】【課題】 速度検出器及び電圧(磁束)検出器を用いることなく、低速回転かつ回生動作時を含む広範囲の動作領域にわたって、高精度、高速応答で常に安定したトルク制御性能を実現する誘導電動機のトルク制御装置を提供する。【解決手段】 速度誤差推定手段13は、トルク電流成分指令とトルク電流成分の偏差及び励磁電流成分指令と励磁電流成分の偏差で表現される直交座標上の電流誤差ベクトルを座標変換して、1次磁束ベクトルの回転周波数の実際値と制御演算に用いた1次磁束ベクトルの回転周波数の設定値との誤差(速度誤差)及び上記座標変換後の励磁電流成分指令と励磁電流の偏差を出力し、電流制御手段が上記偏差を入力として1次電流を制御するものである。
請求項(抜粋):
誘導電動機と、上記誘導電動機が出力すベきトルクの指令信号を入力し、上記誘導電動機の1次磁束ベクトルと同相の励磁電流成分指令と上記1次磁束ベクトルに直交するトルク電流成分指令を演算する電流成分指令演算手段と、上記誘導電動機の1次電流を検出する電流検出器と、上記1次電流と上記1次磁束ベクトルの位相に基づいて上記誘導電動機の励磁電流成分及びトルク電流成分を演算する電流成分演算手段と、上記トルク電流成分指令と上記トルク電流成分及び上記励磁電流成分指令と上記励磁電流成分を入力し、上記1次磁束ベクトルの回転周波数の実際値と制御演算に用いた上記1次磁束ベクトルの回転周波数の設定値との誤差(速度誤差)を演算する速度誤差推定手段と、上記速度誤差推定手段から出力される上記速度誤差を積分し、上記誘導電動機の回転周波数となす第1の積分器と、上記電流成分指令演算手段の出力及び上記電流成分演算手段の出力に基づいて上記誘導電動機のすベり周波数を演算するすべり周波数演算回路と、上記誘導電動機の回転周波数と上記すベり周波数を加算して得られた信号を上記1次磁束ベクトルの回転周波数の設定値となす加算器と、上記1次磁束ベクトルの回転周波数の設定値を積分して得られた信号を上記1次磁束ベクトルの位相となす第2の積分器と、上記励磁電流成分及び上記トルク電流成分がそれぞれ上記励磁電流成分指令及び上記トルク電流成分指令に追従するように上記誘導電動機の1次電流を制御する電流制御手段とを備えたことを特徴とする誘導電動機のトルク制御装置。
IPC (2件):
H02P 7/63 302 ,  H02P 21/00
FI (2件):
H02P 7/63 302 S ,  H02P 5/408 H

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