特許
J-GLOBAL ID:200903003210856484

空気調和装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青山 葆 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-193872
公開番号(公開出願番号):特開平6-034235
出願日: 1992年07月21日
公開日(公表日): 1994年02月08日
要約:
【要約】【目的】 除湿運転用の開閉弁に形状記憶ばねを用いた空気調和装置において、形状記憶ばねの感温変化による除湿運転への移行時の圧縮機の真空運転をなくする。【構成】 開閉弁10に用いる形状記憶バネ18の冷却時の収縮変形によって開閉弁10を閉弁させ、除湿運転を開始するように構成する。開閉弁10の上流側,下流側の冷媒温度T1,T2を夫々第1センサ21,第2温度センサ22で検出し、閉弁判定手段20により、両冷媒温度の差(T1-T2)を求め、この差が一定値α以上の場合、閉弁判定信号を出力する。制御手段20により、冷房運転中に開閉弁10を閉弁させて除湿運転に移行すべく、圧縮機1を駆動したまま室内ファン8を停止すると共に、上記閉弁判定信号を受けて、膨張弁4を全開にし、かつ室外ファン7を停止し、その後、圧縮機1を低速駆動し、かつ室内ファン8を駆動する。
請求項(抜粋):
圧縮機(1),四路切換弁(2),室外熱交換器(3),膨張弁(4),第1室内熱交換器(5a)および第2室内熱交換器(5b)を順次管路(6a〜6f)で接続し、上記第1,第2室内熱交換器(5a,5b)の間に開閉弁(10)と減圧手段(11)を互いに並列に接続し、上記開閉弁(10)を開いて上記両室内熱交換器(5a,5b)を蒸発器または凝縮器として働かせて冷,暖房運転を行なう一方、上記開閉弁(10)を閉じて上記第1室内熱交換器(5a)を凝縮器として、上記第2室内熱交換器(5b)を蒸発器として夫々働かせて除湿運転を行なう空気調和装置において、上記開閉弁(10)は、上記第1室内熱交換器(5a)に接続される第1通路(12)と、上記第2室内熱交換器(5b)に接続される第2通路(13)と、弁座(15)を有して両通路(12,13)を連通する内部流路(14)とを備え、上記第1通路(12)側に弁座(15)を開閉する弁体(16)を往復動自在に配置し、この弁体(16)をバイアスばね(17)にて閉弁方向に、形状記憶ばね(18)にて開弁方向に夫々付勢するとともに、この形状記憶ばね(18)は冷房運転時に流通する冷媒に接して伸長して、上記弁体(16)を弁座(15)から離反させる一方、冷房運転時に流通する冷媒よりも低温の冷媒に接して収縮して、上記弁体(16)を弁座(15)に当接させるようになっており、上記開閉弁(10)と第1室内熱交換器(5a)の間の冷媒温度を検出する第1センサ(21)を設け、上記第1センサ(21)の検出信号に基づいて、この検出信号が表わす現時点および所定時間後の冷媒温度(T1,T1')を比較し、後者(T1')が前者(T1)より一定値(β)以上大きい場合、閉弁判定信号を出力する閉弁判定手段(20)と、冷房運転中に上記開閉弁(10)を閉弁させて除湿運転に移行すべく、上記圧縮機(1)を駆動したまま室内ファン(8)を停止するとともに、上記閉弁判定信号を受けて、上記膨張弁(4)を全開にし、かつ室外ファン(7)を停止し、その後、上記圧縮機(1)を低速駆動し、かつ室内ファン(8)を駆動する制御手段(20)を設けたことを特徴とする空気調和装置。

前のページに戻る