特許
J-GLOBAL ID:200903003212652681

ブレーキ制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 朝倉 悟 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-037490
公開番号(公開出願番号):特開平11-227588
出願日: 1998年02月19日
公開日(公表日): 1999年08月24日
要約:
【要約】【課題】 ポンプなどの耐久性の向上と、騒音の発生防止と、消費エネルギの削減とを図ること。【解決手段】 イン側ゲート弁pを開弁させる一方でアウト側ゲート弁jを閉弁させ、かつポンプhを作動させ、さらに液圧制御弁fを作動させて所望のホイルシリンダbに所望の制動力を発生させる自動制動制御を実行する制御手段rを備えたブレーキ制御装置において、制御手段rを、自動制動制御の実行中において液圧制御弁fを減圧作動させている時にアウト側ゲート弁fを開弁させる昇圧防止制御を行うよう構成した。【効果】 減圧時には、ブレーキ回路cの液圧がアウト側ゲート弁jからマスタシリンダa側に逃がされ、リリーフ弁mにおいて騒音が生じ難く、ポンプhなどの耐久性を向上できる。
請求項(抜粋):
マスタシリンダとホイルシリンダとを結ぶブレーキ回路と、前記ホイルシリンダのブレーキ液をリザーバに逃がすドレン回路と、前記ホイルシリンダをマスタシリンダに接続した増圧状態・ホイルシリンダをリザーバに接続した減圧状態・ホイルシリンダをマスタシリンダおよびリザーバのいずれとも遮断した保持状態を形成可能な液圧制御弁と、このブレーキ回路の液圧制御弁よりも上流位置と前記リザーバとを結ぶ還流回路と、この還流回路を介して前記リザーバに貯留されたブレーキ液をブレーキ回路に送るポンプと、前記ブレーキ回路におけるポンプの吐出位置とマスタシリンダとの間に設けられてブレーキ回路を開閉する常開のアウト側ゲート弁と、このアウト側ゲート弁を迂回してブレーキ回路のアウト側ゲート弁の上流位置と下流位置とを接続するリリーフ回路に設けられて、アウト側ゲート弁よりも下流のブレーキ回路の圧力が所定圧を越えると開弁してブレーキ液をマスタシリンダ側に逃がすリリーフ弁と、前記ポンプの吸入側とマスタシリンダとを結ぶ加給回路と、この加給回路を開閉する常閉のイン側ゲート弁と、車両の走行状態を検出する走行状態検出手段からの入力に基づいて前記液圧制御弁,両ゲート弁およびポンプの作動を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、イン側ゲート弁を開弁させる一方でアウト側ゲート弁を閉弁させ、かつ、ポンプを作動させ、マスタシリンダから加給回路を介してブレーキ回路にブレーキ液を供給させ、さらに、液圧制御弁を作動させて所望のホイルシリンダに所望の制動力を発生させる自動制動制御を実行するよう構成されたブレーキ制御装置において、前記制御手段は、前記自動制動制御の実行中において液圧制御弁を減圧作動させている時にアウト側ゲート弁を開弁させる昇圧防止制御を行うよう構成されていることを特徴とするブレーキ制御装置。

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