特許
J-GLOBAL ID:200903003231898888
光学記録媒体
発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-038444
公開番号(公開出願番号):特開平6-251418
出願日: 1993年02月26日
公開日(公表日): 1994年09月09日
要約:
【要約】【目的】 レ-ザ-光を基板上の記録層に照射することによって、照射部分を局部的に加熱し、融解、蒸発、昇華または分解等の物理的あるいは化学的変化を起こすことなく、記録膜の光学特性、特に再生レーザー光の透過率の変化を利用して情報を記録し、さらに、記録レーザーパワーよりわずかに高出力のレーザーを照射することにより記録の消去が可能な光記録媒体。【構成】 透明基板/有機色素系記録膜/反射膜の積層体で構成され、透明基板より入射する記録レーザー光の光エネルギーが記録膜で吸収されて発生する熱エネルギーによって、分解、融解、蒸発あるいは昇華の状態変化によるピットの形成を伴わず、再生レーザー光波長域の光透過率が変化する現象を利用して記録、再生、消去を行なう光記録媒体において、有機色素系記録膜が、下記一般式[1]で示されるフタロシアニン化合物と融点が140°C〜250°Cの範囲にある有機化合物との混合膜もしくは積層膜であることを特徴とする光記録媒体。一般式[1]【化1】
請求項(抜粋):
透明基板/有機色素系記録膜/反射膜の積層体で構成され、透明基板より入射する記録レーザー光の光エネルギーが記録膜で吸収されて発生する熱エネルギーによって、分解、融解、蒸発あるいは昇華の状態変化によるピットの形成を伴わず、再生レーザー光波長域の光透過率が変化する現象を利用して記録、再生、消去を行なう光記録媒体において、有機色素系記録膜が、下記一般式[1]で示されるフタロシアニン化合物と融点が140°C〜250°Cの範囲にある有機化合物との混合膜もしくは積層膜であることを特徴とする光記録媒体。一般式[1]【化1】[式中、X1 〜X4 は、それぞれ独立にハロゲン原子、置換基を有しても良いアルキル基、置換基を有しても良いシクロアルキル基、置換基を有しても良いアリール基置換基を有しても良いアシル基、置換基を有しても良い複素環残基、ニトロ基、シアノ基、スルホン酸基、カルボン酸基、-OR1 、-SR2 、-NHCOR1 、-N=N-R1 、-N=CHR1 を表す。ここで、R1 およびR2 は、互いに同一であっても異なっていても良く、水素原子、置換基を有していても良いアルキル基、置換基を有していても良いアリール基、置換基を有していても良いシクロアルキル基、置換基を有していても良いアシル基、またはポリエーテル基を表し、また、R1 とR2 で4〜7員環を形成していても良く、その際、さらに窒素原子、酸素原子、イオウ原子等のヘテロ原子を含む複素環であっても良い。Mは、H2、二価の金属または水素原子、ハロゲン原子、酸素原子、水酸基あるの金属を表す。ここでR3 は、置換基を有しても良いアルキル基、置換基を有しても良いアリール基を表す。R4 、R5 、R6 、R7 およびR8 は、それぞれ置換基を有しても良いアルキル基、置換基を有しても良いアリール基、置換基を有しても良いアルコキシ基もしくは置換基を有しても良いアリーロキシ基を表す。l1 〜l4 は、それぞれX1 〜X4 の置換基数であり、それぞれ独立に0〜2の整数を表す。]
IPC (3件):
G11B 7/24 516
, B41M 5/26
, G03C 1/735
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