特許
J-GLOBAL ID:200903003247020025
空気減衰式衝突センサ及びその製造方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
草野 浩一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-151879
公開番号(公開出願番号):特開平9-257826
出願日: 1996年05月24日
公開日(公表日): 1997年10月03日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】側方衝撃を検出して側方衝突から乗員を保護する装置を作動させるのに適した理想的なセンサを提供する。【解決手段】センサ100 は、ヒンジ結合された薄い矩形状の慣性検出マス120 を備えている。この検出マスは、小さな隙間を形成した状態でハウジングの内部で回転し、該検出マスが回転するときに、該検出マスの一方から他方への気体の流れを制限する。気体の流れは慣性状態であるので、気体密度の影響を受ける。改良点は、(1)検出マス及びセンサ本体中にインサート成形によって挿入される薄いヒンジを用い、これによりヒンジ130 が変形しないように支持されるようにしたこと、(2)主キャビティの側部に気体貯蔵用のリザーバ111 を配置したこと、(3)衝突の間、常に検出マスと接触し続けるようにバイアス接点を形成したこと、及び(4)一体型コネクタとシール形状を改良したこと、である。
請求項(抜粋):
展開可能な受動的拘束装置を有する車両において、該車両が衝撃を受けていることを検出するセンサであって、(a)二つの端部と、内部に設けられた主キャビティとを有するハウジングを備え、前記主キャビティは側壁を有しており、(b)前記ハウジングの一方の端部を閉じる内側カバー手段と、(c)前記ハウジングの他方の端部を閉じる外側カバー手段と、(d)前記ハウジングキャビティ内に配設されたマスとを備え、前記マスは、前記ハウジングの前記外側カバー手段に隣接する第一休止位置から、前記ハウジングの前記内側端部に近接する第二トリガー位置まで、前記ハウジングの加速度に応答して、前記ハウジングに対して相対的に回転可能であり、前記マスは前記主キャビティの側壁と共働してそれらの間に隙間を形成し、前記隙間は流体の流れに対して抵抗を形成しており、(e)前記マスと前記ハウジングとに挿入モールドされ、前記マスが前記主キャビティ内で回転し得るようにするヒンジと、(f)前記ハウジング内に設けられ、前記主キャビティと流体的に連通している少なくとも一つの流体貯蔵用キャビティと、(g)一体式コネクタと、(h)前記ハウジングに取り付けられた第一接点手段とを備え、該第一接点手段は前記キャビティ内において延びており、かつ前記マスと係合して前記マスに力を作用させ、衝突前において前記マスを前記休止位置に保持し、前記第一接点手段は前記休止位置から前記トリガー位置まで前記マスとともに移動可能であり、(i)0.002秒間250Gの加速度を受けている間に、前記第一接点手段が前記マスから係合解除されないようにする手段と、(j)前記ハウジングに取り付けられた第二接点手段を備え、該第二接点手段は前記キャビティ内において延びており、かつ前記マスが前記受動的拘束装置を展開させるために前記トリガー位置に移動したときに前記第一接点手段と係合するように配置されており、前記マスが前記ハウジングの加速に応答して前記ハウジングに対して相対的に回転すると、前記マスの前後に圧力差が生じ、この圧力差は前記流れ抵抗手段を通しての流体の流れによって徐々に減少し、これによって、前記マスの動きが遅くなり、さらに、流体が前記流体貯蔵用キャビティから前記マスと前記主キャビティの外側端部との間の拡張スペースに流れ込むことを特徴とするセンサ。
IPC (4件):
G01P 15/02
, B60R 21/32
, G01P 15/00
, H01H 35/14
FI (4件):
G01P 15/02 B
, B60R 21/32
, G01P 15/00 C
, H01H 35/14 Z
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