特許
J-GLOBAL ID:200903003247822776
金属ガスケット
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
尾仲 一宗
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-109776
公開番号(公開出願番号):特開平6-074343
出願日: 1993年04月14日
公開日(公表日): 1994年03月15日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、シリンダボア孔の回りのビードの会合ビード部における面圧の均等化を図ることができる金属ガスケットを提供する。【構成】 この金属ガスケットにおいて、ビード3の中心線6の会合点10は会合ビード部4に位置し、中心線6からビード3の境界線8へ下ろした垂線の長さは、会合点10の近傍を除いて略一定であり、該垂線の長さが会合点10近傍で漸次長くなって会合点10で最大長さになるように形成されている。会合ビード部4におけるばね定数は適正な大きさになり、会合ビード部4におけるビード幅の変化と断面形状の変化が小さいため、会合ビード部4における面圧のピーク値が低く、会合ビード部4と非会合ビード部の境界に発生する面圧の低下が少なくなる。
請求項(抜粋):
弾性金属板に形成された複数のシリンダボア孔の回りに沿って一面を凸状に且つ他面を凹状にシール用環状ビードを形成し、前記ビードは前記シリンダボア孔と隣接する前記シリンダボア孔との間以外の領域に形成されている各単独ビード部、該単独ビード部と隣接する前記単独ビード部とが1つに会合する領域に形成される2つの会合ビード部及び該会合ビード部と接続する前記シリンダボア孔間に形成される一本の共用ビード部で構成され、前記単独ビードのビード幅は前記シリンダボア孔に沿った内側ボーダと外側ボーダとの間の長さで決定され、前記共用ビード部のビード幅は前記隣接する前記各シリンダボア孔にそれぞれ近接して伸びる前記各内側ボーダの間の長さで決定されている金属ガスケットにおいて、前記共用ビード部は実質的に同一ビード幅でストレート状に形成され、前記単独ビード部は前記共用ビード部と実質的に同一ビード幅で且つ前記シリンダボア孔に沿って形成され、更に、前記会合ビード部は前記単独ビード部の曲面より小さい曲率で滑らかな曲面で前記共用ビード部と前記単独ビード部とに接続し且つ前記共用ビード部から前記単独ビード部へとビード幅が漸次大きく形成されていることを特徴とする金属ガスケット。
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