【要約】【目的】 非対称エコー法での位相補正を省き、画像再構成時間を短縮する。【構成】 エコー中心より時間的に前のサンプリング数をm、エコー中心より時間的に後のサンプリング数をp、k-スペースの周波数軸方向の全データ数をNとするとき、m
2+Im2}の画像を生成する。【効果】 位相補正を行わないが位相歪によるアーチファクトを低減できる。非対称エコー法の利点を失わず、短いエコー時間TEに対応できる。また、従来例のような特殊な画像再構成を行わなくてもリンギングアーチファクトが無視できるぐらい小さい。位相補正を省いたため、画像再構成時間を短縮できる。高周波成分を含むため、画像分解能を上げられる。タイムオブフライト・アンジオグラフィにおいて有用である。