特許
J-GLOBAL ID:200903003281819547

ポリオレフィン繊維の製造方法および転化方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 山田 行一 ,  野田 雅一
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-558559
公開番号(公開出願番号):特表2006-509115
出願日: 2003年12月09日
公開日(公表日): 2006年03月16日
要約:
本発明は、ゲル紡糸法によってマルチフィラメントポリエチレンヤーンを製造する方法であって、紡糸仕上げ剤が、50質量%未満の溶媒を含むフィラメントに、フィラメントに対して0.1〜10質量%の量で少なくとも1回塗布され、この紡糸仕上げ剤が、圧力0.1MPaにおける沸点が30〜250°Cである少なくとも1種の揮発性化合物を少なくとも95質量%含み、この紡糸仕上げ剤が、フィラメントの融点よりも低い温度にフィラメントを曝すことによって引き続き除去される、方法に関する。この方法によって、繊維表面の残留物が極めて少なく、機械的諸特性が良好であり、例えば医療用途に極めて適したヤーンが、洗浄または抽出ステップを必要とせずに製造される。本発明は、さらに、ポリオレフィン繊維を半製品または最終用途製品に転化する方法にも関する。本発明は、前記方法によって得られるポリエチレンヤーンおよび半製品または最終用途製品、ならびに医療用途におけるそれらの使用にも関する。
請求項(抜粋):
a)溶媒中に超高分子量ポリエチレンを含む溶液から少なくとも1本のフィラメントを紡ぐステップと、 b)得られた前記フィラメントを冷却してゲルフィラメントを形成するステップと、 c)前記ゲルフィラメントから前記溶媒の少なくとも一部を除去するステップと、 d)溶媒を除去する前、その間またはその後に、少なくとも一度の延伸ステップにおいて前記フィラメントを延伸するステップと、 e)50質量%未満の前記溶媒を含むフィラメントに、紡糸仕上げ剤を前記フィラメントの0.1〜10質量%の量で少なくとも1回塗布するステップ、但し、前記紡糸仕上げ剤は、圧力0.1MPaにおいて30〜250°Cの沸点を有する少なくとも1種の揮発性化合物を少なくとも95質量%含む、と、 f)その後、前記フィラメント表面における炭素および酸素の原子濃度が、XPS分析で測定して95%C以上かつ5%O以下になるように、前記フィラメントの融点よりも低い温度に前記フィラメントを曝すことにより前記紡糸仕上げ剤を除去するステップと、 を有するポリエチレンマルチフィラメントヤーンの製造方法。
IPC (2件):
D01F 6/04 ,  D01F 11/06
FI (2件):
D01F6/04 A ,  D01F11/06
Fターム (17件):
4L035AA04 ,  4L035BB05 ,  4L035BB15 ,  4L035BB59 ,  4L035BB72 ,  4L035BB89 ,  4L035EE08 ,  4L035EE20 ,  4L035FF01 ,  4L035HH02 ,  4L035MA01 ,  4L038AA10 ,  4L038AB08 ,  4L038BA14 ,  4L038BB04 ,  4L038DA04 ,  4L038DA20
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭60-052647
  • 特開昭61-289111

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