特許
J-GLOBAL ID:200903003285540261

音響式体積計

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-210448
公開番号(公開出願番号):特開平10-038658
出願日: 1996年07月23日
公開日(公表日): 1998年02月13日
要約:
【要約】【目的】 複雑な形状の被測定物体と標準物体との体積の差を、気体の圧力変化を利用して、物体が乾燥状態のままで、精度よく、かつ、簡単に測定する音響式体積計を提供する。【構成】 本発明の体積計は、基準槽、測定槽、これら二つの槽に交番的体積変化を差動的に与えるスピーカ、これら二つの槽のそれぞれの内部の圧力変化を検出するマイクロホン、検出された二つの圧力変化の大きさの比を測定する手段等からなり、測定槽に標準物体を入れたときの圧力変化の大きさの比と、測定槽に被測定物体を入れたときの圧力変化の大きさの比とから、被測定物体と標準物体との体積差を求める。【効果】 本発明によれば、マイクロホン感度の経時的変化などに起因する測定誤差に対して、体積計のキャリブレーションをやり直す必要はほとんどなく、零点調整だけで対処できる。標準物体の体積があらかじめわかっていれば、測定された体積差と標準物体の体積とから、被測定物体の体積を精密に求めることができる。
請求項(抜粋):
基準槽と、測定槽と、これら二つの槽に交番的体積変化を差動的に与える手段と、これら二つの槽の内部の静圧を互いに平衡させる手段と、これら二つの槽のそれぞれの内部の圧力変化を検出する手段と、上記検出された二つの圧力変化の大きさの比を測定する手段とを有し、測定槽に標準物体を入れたときの上記二つの圧力変化の大きさの比と、測定槽に被測定物体を入れたときの上記二つの圧力変化の大きさの比とから被測定物体の体積と標準物体の体積との差を求める音響式体積計。

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