特許
J-GLOBAL ID:200903003289654946

固体高分子電解質型燃料電池

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山口 巖
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-268498
公開番号(公開出願番号):特開平8-138699
出願日: 1994年11月01日
公開日(公表日): 1996年05月31日
要約:
【要約】【目的】単位燃料電池に異常が発生した場合に、この異常な単位燃料電池を無通電状態にしつつ運転継続処置の簡略化が可能な、固体高分子電解質型燃料電池を提供する。【構成】固体高分子電解質型燃料電池(スタック)1は従来例に対し、電気接続用端子311,321が一体に形成されているセパレータ31,32を有する単位燃料電池(単電池)2と、単電池2の使用個数より1個少ない個数の中間電気絶縁板4,電気接続体5を用いており、単電池2と電気絶縁板4とは交互に積層されている。中間電気絶縁板4は、エポキシ樹脂等の電気絶縁材を用いて板状に形成されており、燃料電池セルが持つ固体高分子電解質膜に形成されている貫通穴と対向する位置に、貫通穴が形成されている。電気接続体5は、柔軟な導電材を主体として構成されており、その両端部には、電気接続用端子311,321に接続するための端子部が形成されている。
請求項(抜粋):
燃料ガスおよび酸化剤ガスの供給を受けて直流電力を発生する燃料電池セル、燃料電池セルの両主面のそれぞれに対向させて配置されて,燃料電池セルに燃料ガスまたは酸化剤ガスを供給するためのガス流通溝が形成されている1対のセパレータ、を持つ単位燃料電池を複数個有し、これ等の単位燃料電池は、そのセパレータの反ガス流通溝側の側面を,互いに隣り合う単位燃料電池が有するセパレータの反ガス流通溝側の側面に対向させて,隣り合う単位燃料電池と互いに積層された単位燃料電池の積層体をなしており、この単位燃料電池の積層体の少なくとも両端末に位置するセパレータの外側面に当接された導電材製の集電板と、これ等の集電板の,少なくとも単位燃料電池の積層体の両端末部に位置する集電板の外側面に当接される電気絶縁材製の電気絶縁板と、これ等の電気絶縁板の,少なくとも単位燃料電池の積層体の両端末部に位置する電気絶縁板の外側面に当接され,単位燃料電池の積層体,集電板,電気絶縁板をこれ等の積層方向に加圧する加圧力を与える加圧板とを備えた固体高分子電解質型燃料電池において、単位燃料電池の積層体が備えるそれぞれの単位燃料電池,または,複数個置きの単位燃料電池が有するセパレータの,少なくとも互いに隣り合う単位燃料電池に対向するセパレータに形成された電気接続用端子と、互いに電気接続用端子が形成されたセパレータの,反ガス流通溝側の側面の相互間に介挿される電気絶縁材製の中間電気絶縁板と、電気接続用端子の間を電気的に接続する電気接続体とを備えたことを特徴とする固体高分子電解質型燃料電池。
IPC (2件):
H01M 8/02 ,  H01M 8/10

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