特許
J-GLOBAL ID:200903003337754125

内燃機関用バルブタイミング制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 樋口 武尚
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-028973
公開番号(公開出願番号):特開平10-227235
出願日: 1997年02月13日
公開日(公表日): 1998年08月25日
要約:
【要約】【課題】 油圧式のバルブタイミング制御機構を用い油温センサ等を新たに設けることなく、油温を精度良く推定し制御誤差をなくすこと。【解決手段】 ステップS102で格納されている内燃機関の始動時の冷却水温を代替えした初期油温とステップS104及びステップS105で読込まれた機関回転数及び内燃機関の運転状態を表す他の負荷に応じて、ステップS106でバルブタイミング制御機構の作動油の油温が、初期油温とシリンダ内での燃焼による総発熱量〔Σ(機関回転数×負荷)〕とシリンダ・ピストン等による総摩擦熱量〔Σ機関回転数×β〕との加算により推定され求められる。これにより、油温が所定温度範囲より低くまたは所定温度範囲より高くてバルブタイミング制御機構50が作動し難いときには、油温に基づきその制御量が大きくされ、制御誤差をなくすことができる。
請求項(抜粋):
内燃機関の駆動軸から吸気バルブまたは排気バルブの少なくともいずれか一方を開閉する従動軸に駆動力を伝達する駆動力伝達系に設けられ、前記駆動軸または前記従動軸のいずれか一方を所定角度範囲内で相対回転自在なバルブタイミング制御機構と、前記駆動軸の回転角を検出する駆動軸回転角検出手段と、前記従動軸の回転角を検出する従動軸回転角検出手段と、前記駆動軸回転角検出手段で検出された前記駆動軸の回転角と前記従動軸回転角検出手段で検出された前記従動軸の回転角との位相差である相対回転角を算出する相対回転角演算手段と、前記内燃機関の運転状態に応じて前記駆動軸の回転角と前記従動軸の回転角との目標とする位相差である目標相対回転角を算出する目標相対回転角演算手段と、前記相対回転角演算手段で算出された前記相対回転角と前記目標相対回転角演算手段で算出された前記目標相対回転角との偏差に応じて制御回転角を算出し、前記バルブタイミング制御機構により前記駆動軸または前記従動軸を相対回転する相対回転角制御手段と、前記内燃機関の運転状態に応じて前記バルブタイミング制御機構における作動油の油温を推定する油温推定手段と、前記油温推定手段で推定された前記油温に基づき前記相対回転角制御手段で算出された前記制御回転角を補正する制御回転角補正手段とを具備することを特徴とする内燃機関用バルブタイミング制御装置。
IPC (2件):
F02D 13/02 ,  F01L 1/34
FI (2件):
F02D 13/02 G ,  F01L 1/34 Z

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