特許
J-GLOBAL ID:200903003344892983

杉厚板部材を目標仕様に高歩留り・高効率で仕上げる蒸煮・乾燥処理法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-183110
公開番号(公開出願番号):特開2005-335355
出願日: 2004年05月25日
公開日(公表日): 2005年12月08日
要約:
【課題】無垢の杉厚板部材の特長を引き出し、また材面・寸法仕上げ加工及び各種形状加工時作業の容易性、加工刃の長寿命化等要求される仕様の部材に高歩留り・高効率で仕上げる蒸煮・乾燥の処理方法の提供。【解決手段】搬送台車に搭載する部材を選別し、部材が弛まない程度に桟木を複数本等間隔に敷き、これらの桟木の上に木裏を上にして積み上げる。部材を搭載した台車を蒸煮釜に搬入する。蒸煮処理では高温水蒸気を用いる。まず部材の種類を間伐材と一般材とに分けて蒸煮する。蒸煮完了後、釜内温度と外気温との温度差が一定値以下になってから全開し、台車と共に搬出する。数時間養生した後専用の乾燥釜に台車と共に搬入する。水蒸気と水蒸気加熱管式ヒータ、可逆ファンと給排気筒の開閉弁による強制可逆循環高温風を用いて乾燥する。釜内温度と外気温との温度差が一定値以下になってから全開し、台車と共に搬出する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
定尺に製材された無垢の杉厚板部材に対し、含水率と重量のほぼ同じ部材を選別し蒸煮釜に搬入する搬送台車に搭載する。まず台車の上に数本の桟木A(例えば、部材長3mの場合桟木は5本(30mm(高さ)×30mm(幅))を等間隔(例えば、間隔幅約:0.7m)に釜許容幅内で水平(左右)に敷き、部材の木裏(木の心側の部材面)を上にして等間隔(部材間幅約:10mm-15mm)にまた部材の両木口が桟木の両端からはみ出さないようしてこの桟木Aの上に最初の部材を水平(左右)に揃えて並べこれを一段目とし、次にこの最初の部材の上に桟木Aの高さの約半分の桟木Bを桟木Aと同じ間隔で敷きこの桟木Bの上に二番目の部材を一段目と同じ幅に並べこれを二段目とする。この二段目と同じように桟木Bの上に次の部材を水平に揃えて並べて行き十段程度積み上げる。この十段を1ブロックとし、このブロックの上に桟木Aを前と同じように敷きこの上に更に高さ十段程度のブロックを釜許容高さ内で積み上げる。ここで、各桟木と各部材は各ブロックにわたり上下垂直に揃え、両端の桟木は各部材の両木口に揃え木口からはみ出さないように敷く。最後に最上部に全体をカバーできる重石として部材(重量:0.5t-1.0t)を置く。以上のような部材の木裏を上にし二種類の桟木を用いて積み上げる方法を特徴とする杉厚板部材の搬送台車への搭載方法。
IPC (2件):
B27K5/00 ,  B27K5/06
FI (2件):
B27K5/00 F ,  B27K5/06 A
Fターム (10件):
2B230AA16 ,  2B230AA27 ,  2B230BA03 ,  2B230BA17 ,  2B230EB05 ,  2B230EB21 ,  2B230EB29 ,  2B230EB34 ,  2B230EC02 ,  2B230EC13

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