特許
J-GLOBAL ID:200903003355653905

廃プラスチックの分解方法とその分解装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松波 祥文
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-037403
公開番号(公開出願番号):特開平6-228569
出願日: 1993年02月01日
公開日(公表日): 1994年08月16日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 移動床反応器内に温度分布を形成させかつ比較的低温(400°C以下)に保持し、廃プラスチック中のガス・油化可能な成分のみを選択的に分解して市場性のある高付加価値成分を効率よく回収する。【構成】 分解装置10は、反応器内蔵加熱器としての流体流通管100、101を有する反応器20に廃プラスチックおよび蓄熱熱媒体を導入して廃プラスチックを熱分解するもので、反応器20、再生炉14、未分解物と蓄熱熱媒体の分離装置16および熱媒体供給装置18を有する。蓄熱熱媒体は、反応器20と再生炉14とを循環し、再生炉14で回収した熱を反応器20に供給する。まず、移動床を形成する蓄熱熱媒体と廃プラスチックとを接触させて廃プラスチックを熱分解し、次いで、分解時に生成する揮発物を蓄熱熱媒体からなる移動床中に通過させて分解ガス排出口31から回収する。
請求項(抜粋):
廃プラスチック投入口と蓄熱熱媒体投入口と揮発性分解物排出口と熱媒体取出口と反応器内蔵加熱器と高温ガス導入口と蓄熱熱媒体攪拌器とを備えた移動床反応器において、移動床を形成する蓄熱熱媒体上に廃プラスチックを供給し、これを前記蓄熱熱媒体と前記反応器内蔵加熱器と高温ガスのそれぞれの熱を適次利用することにより分解し、分解時に生成する揮発物を前記蓄熱熱媒体からなる移動床中に通過させ、前記揮発性分解物排出口から外部で回収し、前記廃プラスチックの未分解物と前記蓄熱熱媒体とをともに前記蓄熱熱媒体取出口から前記移動床反応器の外部に回収し、前記蓄熱熱媒体が前記廃プラスチックの分解エネルギーの供給源のひとつであり、かつ前記揮発物および前記未分解物の瀘過材であるとともに分解速度の促進機能を有することを特徴とする廃プラスチックの分解方法。
IPC (3件):
C10G 1/10 ,  B09B 3/00 ZAB ,  B09B 3/00 302
引用特許:
審査官引用 (7件)
  • 特開昭59-111815
  • 特開昭54-083002
  • 特開昭53-126777
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