特許
J-GLOBAL ID:200903003415105074

電子写真トナー用バインダー樹脂組成物

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-197745
公開番号(公開出願番号):特開平7-146582
出願日: 1994年07月29日
公開日(公表日): 1995年06月06日
要約:
【要約】【目的】 トナーの定着下限温度が十分低く、ホットオフセット温度が十分高くなるような電子写真用トナーバインダーを提供すること。またトナー製造時に、カーボンブラック等の着色材料や荷電調整剤等の添加物が均一に分散し、コピー時のランニング特性に優れたバインダーを提供すること。【構成】 スチレン系モノマー単独もしくはスチレン系モノマーと(メタ)アクリル系モノマーを必須構成単位とする(共)重合体の混合物からなる電子写真用トナー用バインダー樹脂組成物である。この組成物はGPC測定で得られる分子量分布において、分子量3万未満の領域および分子量15万以上の領域にそれぞれ少なくとも1つのピークを有する。また分子量分布、ガラス転移点、動的粘弾性特性等の特性値を関数とする特定の不等式を満たす組成物である。
請求項(抜粋):
スチレン系モノマーを必須構成単位とするかまたはスチレン系モノマーと(メタ)アクリル系モノマーを必須構成単位とする(共)重合体の混合物からなり、GPC測定で得られる分子量分布において、分子量3万未満の領域および分子量15万以上の領域にそれぞれ少なくとも1つのピークを有する電子写真用トナー用バインダー樹脂組成物において、以下の(1)〜(4)の関係を満たすことを特徴とするバインダー樹脂組成物。110 <54.54+0.64×10<SP>-3</SP>×P<SB>1</SB>+0.815×T<SB>1</SB> +0.314×S<SB>2</SB><123 (1)175 < 5.19+0.0583×10<SP>-3</SP>×P<SB>2</SB>+1.227×T<SB>1</SB> +2.45×S<SB>2</SB><220 (2)5.32<2.74+0.2585×LogP<SB>1</SB>+0.0221×T<SB>1</SB> +0.0125×S<SB>2</SB><5.65 (3)55 <T<SB>2</SB>-T<SB>3</SB> < 120 (4)[但し、各式中の記号の意味は次のとおり。P<SB>1</SB>:該樹脂組成物の該分子量分布において、分子量3万未満の領域で最大ピーク を示す分子量。P<SB>2</SB>:該樹脂組成物の該分子量分布において、分子量15万以上の領域で最大ピー クを示す分子量。S<SB>2</SB>:該樹脂組成物の該分子量分布において、分子量3万以上の領域の面積の分子 量分布全体の面積に対する%。T<SB>1</SB>:該樹脂組成物のガラス転移点(Tg)。T<SB>2</SB>:周波数20Hzの条件で、該樹脂組成物の温度100°C以上の溶融状態にお ける動的粘弾性特性において、貯蔵弾性率(G’)が10万dyn/cm<SP>2</SP> となる温度。T<SB>3</SB>:周波数20Hzの条件で、該樹脂組成物の温度100°C以上の溶融状態にお ける動的粘弾性特性において、複素粘性率の絶対値(|η*|)が1万poiseとなる温度。]
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平3-077962
  • 特開平3-209265

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