特許
J-GLOBAL ID:200903003424697782

吸収式製氷蓄冷装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 潮谷 奈津夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-145599
公開番号(公開出願番号):特開平6-331231
出願日: 1993年05月25日
公開日(公表日): 1994年11月29日
要約:
【要約】【目的】 20から25°C程度の低い温度の冷却水を不要とし、製氷運転が可能であり、そして、冷熱とともに温熱を供給することができる吸収式製氷蓄冷装置を提供する。【構成】 二段吸収式ヒートポンプの原理を採用し、即ち、吸収器を高圧側吸収器4と低圧側吸収器3とにより構成し、冷凍の発生場所として、冷媒である水の循環ライン内に、蒸発器に替わり蒸発蓄冷容器1aを、低圧側吸収器3と接続して配置する。蒸発蓄冷容器1aでは凝縮器6で凝縮された水を冷媒として受入れ貯留するとともに、前記水と低圧側吸収器3内の臭化リチウム濃厚水溶液との蒸気圧差によって蒸発した前記水の気相部分(水蒸気)を、前記臭化リチウム濃厚水溶液に吸収させることによる減圧作用によって、氷水スラリーを生成させて冷熱として貯蔵する。
請求項(抜粋):
水を冷媒として使用する吸収式ヒートポンプサイクルを利用した冷熱発生装置であって、希釈された吸収剤を再生器加熱管に供給された外部熱源により加熱するための前記再生器加熱管を有する再生器と、前記再生器と接続され、前記再生器での前記吸収剤の加熱により生成した水蒸気を導入し、凝縮器冷却管に供給された外部冷熱源により前記水蒸気を冷却して得た凝縮熱を外部に供給するための、前記凝縮器冷却管を有する凝縮器と、前記凝縮器と接続され、前記凝縮器において凝縮された水を導入し、前記水を高圧側蒸発器加熱管に供給された低圧側吸収器からの熱源により加熱して水蒸気を生成させるための前記高圧側蒸発器加熱管を有する高圧側蒸発器と、前記再生器および前記高圧側蒸発器と接続され、前記再生器から第1熱交換器を介して吸収剤を導入するとともに、前記高圧側蒸発器から水蒸気を導入し、導入した前記水蒸気を前記吸収剤に吸収させて高圧側吸収器冷却管に供給された外部冷熱源を加熱して得られた熱を外部に供給するための、前記高圧側吸収器冷却管を有する高圧側吸収器と、前記高圧側蒸発器と接続され、前記高圧側蒸発器から水を導入し、前記水を貯留するための蒸発蓄冷容器と、前記高圧側吸収器および前記蒸発蓄冷容器と接続され、前記高圧側吸収器から第2熱交換器を介して前記吸収剤を導入するとともに、前記吸収剤と前記蒸発蓄冷容器内に貯留された前記水との蒸気圧差によって前記蒸発蓄冷容器内の前記水から水蒸気を生成させ、前記水蒸気を前記蒸発蓄冷容器内から導入し、導入した前記水蒸気を前記吸収剤に吸収させることによる前記水の減圧蒸発作用によって、前記蒸発蓄冷容器内の水を冷却しそして前記水の一部分を凍結させて氷水スラリーを生成し、且つ、低圧側吸収器冷却管内の水を加熱するための、前記低圧側吸収器冷却管を有する低圧側吸収器と、前記低圧側吸収器冷却管で加熱された水を熱源として前記高圧側蒸発器加熱管に導入して前記高圧側蒸発器で水蒸気を生成させるための、前記低圧側吸収器冷却管と前記高圧側蒸発器加熱管との間を循環する内部伝熱ループとを備え、前記吸収剤は、前記再生器、前記第1熱交換器、前記高圧側吸収器、前記第2熱交換器、前記低圧側吸収器、前記第2熱交換器および前記第1熱交換器の各々を前記順序で循環し、そして、前記再生器に戻ることを特徴とする吸収式製氷蓄冷装置。
IPC (2件):
F25B 15/00 301 ,  F25B 15/00

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