特許
J-GLOBAL ID:200903003436358452

車両用自動変速機のクリープ制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 牧野 剛博 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-325471
公開番号(公開出願番号):特開平6-174079
出願日: 1992年12月04日
公開日(公表日): 1994年06月21日
要約:
【要約】【目的】 クリープ制御を実行するためにフォワードクラッチの係合圧を制御するコントロールバルブがフェイルしたとしても、前進走行を確保する。【構成】 所定の条件が成立したとき、フォワードクラッチの係合圧を低減してクリープを防止する装置において、ニュートラルレンジ時のタービン回転速度と自動変速機がニュートラルレンジから前進走行レンジへシフト操作されてから所定時間後のタービン回転速度との差(Nc01-Nc0)が所定値(ΔNc0)より小さいときフェイルと判断し、フェイルフラグF3を立てる(ステップ741、742)。そして、フェイルの判断に応じて、フォワードクラッチの係合圧の低減制御を禁止すると共に、リレーバルブを切換えて、コントロールバルブを介さない油路を通してフォワードクラッチに油圧を供給する(ステップ611〜615)。
請求項(抜粋):
自動変速機のシフトレンジが前進走行レンジとされているときであっても、所定の条件が成立したときには、フォワードクラッチの係合圧をコントロールバルブを介して低減させることによりニュートラル状態を形成してクリープの発生を防止する車両用自動変速機のクリープ制御装置において、前記コントロールバルブを介してフォワードクラッチに油圧を供給する第1の油路と、前記コントロールバルブを介さずにフォワードクラッチに油圧を供給する第2の油路と、前記第1の油路と第2の油路とを選択的にフォワードクラッチに連結する切換バルブと、自動変速機がニュートラルレンジから前進走行レンジへシフト操作されたことを検出する手段と、自動変速機の流体式トルクコンバータのタービン回転速度を検出する手段と、ニュートラルレンジ時のタービン回転速度と、自動変速機がニュートラルレンジから前進走行レンジへシフト操作されてから所定時間後のタービン回転速度との差を算出する手段と、該手段の算出した差が所定値より小さいときフェイルと判断する手段と、フェイルの判断に応じて、前記フォワードクラッチの係合圧の低減制御を禁止すると共に、前記切換バルブを切換えて第2の油路をフォワードクラッチに連結する手段と、を備えたことを特徴とする車両用自動変速機のクリープ制御装置。
IPC (3件):
F16H 61/20 ,  F16H 61/12 ,  F16H 59:42

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