特許
J-GLOBAL ID:200903003468317774

プロピレン系ブロック共重合体の連続製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長谷川 曉司
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-069867
公開番号(公開出願番号):特開平10-265520
出願日: 1997年03月24日
公開日(公表日): 1998年10月06日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 高い生産性を維持しつつ、ゴム質成分の含有量が高く、剛性・耐衝撃性バランスに優れたプロピレン系ブロック共重合体の製造。【解決手段】 マグネシウム、チタンを含む固体触媒成分と、有機アルミニウム化合物からなる立体規則性触媒の存在下、液体プロピレンの重合を、水素の存在下に単独の重合槽で行なう第1段階重合工程と、第1段階重合工程で得られた重合体をプロピレン・α-オレフィン共重合槽に送り、プロピレンとプロピレン以外のα-オレフィンの共重合を、第1段階重合工程での立体規則性触媒の作用下に、実質的に気相中で行なう第2段階重合工程とからなり、第1段階重合工程からの大粒径粒子を多く含むスラリーを第2段階重合工程に送り、小粒径粒子を多く含むスラリーを、元の第1段階重合工程の重合槽に戻すこと。第1段階重合工程から第2段階重合工程に送られる重合体の平均粒径が、600μm以上である条件下で重合する。
請求項(抜粋):
マグネシウム、チタン、ハロゲン、ならびに電子供与性化合物を含む固体触媒成分と、有機アルミニウム化合物、および必要に応じて電子供与性化合物からなる立体規則性触媒の存在下、液体プロピレンを主成分とするα-オレフィンを、水素の存在下に単独の重合槽で重合する第1段階重合工程と、第1段階重合工程で得られた重合体をプロピレン・α-オレフィン共重合槽に送り、プロピレンとプロピレン以外のα-オレフィンを、第1段階重合工程での立体規則性触媒の作用下に、実質的に気相中で重合する第2段階重合工程とからなるプロピレン系ブロック共重合体の連続製造法であって、下記の要件を満たすことを特徴とするプロピレン系ブロック共重合体の連続製造方法。(1)固体触媒成分の粒径分布をRosin-Rammler分布で近似した際に、粒径分布を表すn項が、n≧5であること。(2)第1段階重合工程の重合槽から抜き出した重合体スラリーを、沈降液力分級器を含む分級システムを用いて、大粒径粒子を多く含むスラリーと小粒径粒子を多く含むスラリーとに分級し、大粒径粒子を多く含むスラリーを第2段階重合工程に送り、小粒径粒子を多く含むスラリーを、元の第1段階重合工程の重合槽に戻すこと。(3)第1段階重合工程から第2段階重合工程に送られる重合体の平均粒径が、600μm以上であること。
IPC (2件):
C08F 4/658 ,  C08F297/08
FI (2件):
C08F 4/658 ,  C08F297/08
引用特許:
審査官引用 (1件)

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