特許
J-GLOBAL ID:200903003502906954

システム間ロック処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢島 保夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-028725
公開番号(公開出願番号):特開平8-202567
出願日: 1995年01月25日
公開日(公表日): 1996年08月09日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】通信回数を低減した効率の良いシステム間のロック取得方法を提供する。【構成】ある計算機システム上で動作する第1プログラムからロック要求がなされたとき、305で自計算機システム上で動作する別の第2プログラムが既に同一資源に対してロック取得済みか否かを判断し、ロック取得済みの場合にはさらに両者のロック組み合わせを判断し、この判断結果に基づき、ロックが引き継ぎまたは流用可能である場合には引き継ぎまたは流用する事により個々の計算機システム内部でロック処理を完結させる。また、340で長時間ロックの取得時と解除時に他の全ての計算機システムに通知する。ロックを要求するとき当該ロックに対して既に前記ロック取得通知を受けている場合には、前記ロック解除通知を受けるまで当該要求をスリープし、無意味なロック要求を定期的に送信する事を抑止する。
請求項(抜粋):
すくなくとも第1の計算機システムと第2の計算機システムとこれらの計算機システムで共用される資源とを備えるとともに、前記計算機システムに接続され前記計算機システム間のコミュニケーションの管理および前記資源の管理を実行する結合手段を備えた複合計算機システムにおけるロック処理方法であって、(1)前記第1の計算機システム上で動作する第1プログラムから前記資源に対するロック要求が出されたときに、前記資源を管理する前記結合装置にロック要求依頼を送信する前に、該ロック対象の資源に対して既に第1計算機システム上で動作する第2プログラムでロック取得済みか否かを判断するステップと、(2)前記ステップ(1)でロック取得済みでないと判断された場合には、前記第1プログラムからのロック要求を前記結合装置に転送する事により、ロック取得処理を前記結合装置に依頼し、その応答を待つステップと、(3)前記ステップ(1)でロック取得済みと判断された場合には、前記第2プログラムが取得済みのロックの種類と前記第1プログラムが新たに取得しようとするロック要求の組み合わせを判断し、前記第2プログラムのロック解除を待ってその取得済みロックを前記第1プログラムのロック要求に引き継ぎ可能または前記第2プログラムのロックをそのままとして前記第1プログラムのロック要求に流用可能と判断された場合には、前記第1プログラムからのロック要求を前記結合装置へ転送する事を抑止し、前記第2プログラムの該取得済みロックを前記第1プログラムが引き継ぎまたは流用する事により、自計算機システム内部でロック処理を完結させるステップとを備えたことを特徴とするシステム間ロック処理方法。
IPC (2件):
G06F 9/46 360 ,  G06F 15/16 380

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