ポリ塩化ビフェニルを含有する電気絶縁油を使用した電気機器の無害化処理システム及び無害化方法

発明者： ,
出願人/特許権者：
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願2004-014433
公開番号（公開出願番号）：特開2005-204907
出願日： 2004年01月22日
公開日（公表日）： 2005年08月04日
要約：

【課題】有機塩素系化合物を含有する電気絶縁油を使用した電気機器の電気絶縁油を、該電気機器の設置されている現地において、かつ電気機器を組み立てたままで、有機塩素系化合物を消去し無害な状態に精製し、電気機器を継続使用、又は安全に廃棄が可能なようにする。【解決手段】電気機器の略下端の電気絶縁油の導出口と、水素ガス雰囲気中においてニッケル系の触媒下で脱塩素化、水素化する電気絶縁油の無害化処理装置を着脱可能な配管4により連接し、前記電気機器から前記無害化処理装置の注入口へ前記電気絶縁油を注入し、無害化処理装置の触媒反応を利用して有機塩素系化合物を無害化して精製し、無害化処理装置の排出口と、精製電気絶縁油のほぼ全量が収容できる貯油槽23を着脱可能に連接する配管22によって、精製電気絶縁油を貯油槽へ移送し、貯油槽と電気機器の導入口を着脱可能に連接する配管26によって、精製電気絶縁油を電気機器に環流し、電気機器そのものを無害化する。【選択図】図3

請求項（抜粋）：

0.5mg/kg超〜10000mg/kg以下のポリ塩化ビフェニルを含有する電気絶縁油を使用した電気機器と、水素ガス雰囲気中において、ゼオライト・ニッケル、又はニッケル・モリブデン、ニッケル・白金等を骨格とするニッケル系の触媒下でポリ塩化ビフェニルを脱塩素化、水素化し無害化する電気絶縁油の無害化処理装置と、電気機器の略上端、又は下端の導出口から前記電気絶縁油の無害化処理装置の注入口を着脱可能に連接する第1の配管と、水素ガス雰囲気中の前記触媒の間を通過する過程で発生する、触媒の脱塩素化、水素化反応を利用してポリ塩化ビフェニルを無害化処理し、精製した電気絶縁油を収容する貯油槽と、前記電気絶縁油の無害化処理装置の排出口から精製した電気絶縁油を収容する貯油槽を着脱可能に連接する第2の配管と、前記精製した電気絶縁油を収納する貯油槽から前記電気機器の前記導出口と略反対端の導入口を着脱可能に連接する第3の配管によって構成されるポリ塩化ビフェニルを含む電気絶縁油の無害化処理システムであって、前記電気機器から前記無害化処理装置の注入口へ前記ポリ塩化ビフェニルを含有する電気絶縁油を注入し、水素ガス雰囲気中の前記触媒の間を通過する過程で発生する脱塩素化、水素化反応を利用してポリ塩化ビフェニルを無害化処理し、無害化処理装置の注入口とは反対端の排出口から、精製電気絶縁油を貯油槽へ移送し、貯油槽と電気機器の前記導出口とは略反対端の導入口を着脱可能に連接する第3の配管によって、精製電気絶縁油を[電気機器→電気機器の導出口→第1の配管→無害化処理装置の注入口→水素ガス雰囲気下の触媒→無害化処理装置の排出口→第2の配管→貯油槽→第3の配管→電気機器の導入口→電気機器]と循環させ、ポリ塩化ビフェニルを含有する電気絶縁油を使用した電気機器そのものを無害化するシステム。

IPC (3件)：

A62D3/00 , C07B35/06 , C07C25/18

FI (5件)：

A62D3/00 360 , A62D3/00 300 , A62D3/00 651 , C07B35/06 , C07C25/18

Fターム (16件)：

2E191BA13 , 2E191BC01 , 2E191BD13 , 4H006AA05 , 4H006AC13 , 4H006BA14 , 4H006BA21 , 4H006BA26 , 4H006BA71 , 4H006BC10 , 4H006BC11 , 4H006BD84 , 4H006BE20 , 4H006EA22 , 4H039CA41 , 4H039CE40

前のページに戻る