特許
J-GLOBAL ID:200903003522895045

多気筒2サイクルエンジンの点火制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 笹島 富二雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-136282
公開番号(公開出願番号):特開平6-346829
出願日: 1993年06月07日
公開日(公表日): 1994年12月20日
要約:
【要約】【目的】 気筒判別信号CYLに異常を生じた場合であっても、エンジンの運転を継続でき、しかも再始動を可能にする。【構成】 気筒判別信号CYLの正常・異常を診断し(C)、正常状態の場合は、気筒判別信号CYLに基づいて基準角度信号REFを各気筒に対応させて点火気筒を判別し(D)、気筒別の通常点火を行う(F)。異常状態の場合は、正常状態で基準角度信号REFを各気筒に対応させていた順番に従って基準角度信号REFを各気筒に対応させて点火気筒を判別し(E)、気筒別の通常点火を行う(F)。また、エンジンの停止後も診断結果を記憶保持していて(G)、再始動に際し、異常状態のままエンジンを停止していたことが確認されると、気筒判別を行わず、全ての気筒に同時に点火を行わせる(H)。但し、かかる同時点火時は通常点火時に比して点火時期の制御範囲を制限する(I)。
請求項(抜粋):
各気筒別の点火制御の基準となる所定のクランク角位置毎に基準角度信号を出力する基準角度信号出力手段と、前記基準角度信号を各気筒に対応させるための気筒判別信号を出力する気筒判別信号出力手段と、前記気筒判別信号の正常・異常を診断する気筒判別信号診断手段と、前記診断手段により正常状態と診断されているときに、前記気筒判別信号に基づいて前記基準角度信号を各気筒に対応させて、点火気筒を判別する通常気筒判別手段と、前記診断手段により異常状態と診断されているときに、それまでの正常状態において前記基準角度信号を各気筒に対応させた順番に従って前記基準角度信号を各気筒に対応させて、点火気筒を判別するインクリメント気筒判別手段と、前記基準角度信号を基準として点火時期を計測し、前記通常気筒判別手段又は前記インクリメント気筒判別手段により判別された気筒に点火を行わせる通常点火手段と、前記診断手段の最新の診断結果をエンジンの停止後も記憶保持する診断結果記憶手段と、エンジンの始動直前に前記記憶手段に記憶されている診断結果を読込んでこれが異常状態である場合に、前記通常点火手段の作動を停止させ、前記基準角度信号を基準として点火時期を計測し、全ての気筒に同時に点火を行わせる同時点火手段と、前記同時点火手段による点火時に前記通常点火手段による点火時に比して点火時期の制御範囲を制限する点火時期制限手段と、を含んで構成される多気筒2サイクルエンジンの点火制御装置。
IPC (4件):
F02P 11/00 ,  F02D 45/00 362 ,  F02P 3/04 303 ,  F02P 5/15

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