特許
J-GLOBAL ID:200903003538375866

対流循環融雪装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 川成 靖夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-102628
公開番号(公開出願番号):特開平10-280309
出願日: 1997年04月04日
公開日(公表日): 1998年10月20日
要約:
【要約】【課題】 一定適量の融雪媒体水が地球地層に温存される地熱を収集したり、放熱で自然科学対流循環によって繰り返し継続の融雪を行う対流循環融雪装置が提供されているが、一時的な豪雪への対応が行いづらい、融雪水の還元がなされていないなどの問題がある。【解決手段】 単体収熱槽1Aと、単体収熱槽に連結された循環路部1Bと、単体収熱槽と循環路部に設けられた還元縦孔群1Cから構成され、単体収熱槽1Aは地熱収集井戸と地熱液分離槽から構成され、地熱収集井戸内には第1水中ヒーターが配設され、地熱液分離槽内には第2水中ヒーターが配設されている。
請求項(抜粋):
単体収熱槽(1A)と、この単体収熱槽に連結された循環路部(1B)と、還元縦孔群(1C)から構成され、A.単体収熱槽(1A)は、路盤(6)より地層(4)に垂直状態で埋設された地熱収集井戸(1A1)と、この地熱収集井戸の上面に連結され、かつ融雪舗装面(5)に埋設状態で配設された地熱液分離槽(1A2)とから構成され、地熱収集井戸(1A1)は、底を有する縦パイプ状の地熱収集ケーシング(1A11)と、この地熱収集ケーシング内に設けられた断熱循環筒(1A12)とから構成され、この断熱循環筒の外側には下向きの流路(1A13)が形成され、地熱収集井戸(1A1)における断熱循環筒(1A12)内には、適数個の第1水中ヒーター(1A3)が配設され、地熱液分離槽(1A2)は、地熱収集井戸の地熱収集ケーシング(1A11)の上面に連結された底盤(1A21)と、この底盤に連設された側壁(1A22)と、この側壁の上面に張設された融雪盤(1A23)とからなる槽ケース(1A24)と、この槽ケース内に水平に張設された断熱分離板(1A25)によって形成された上方の地熱液貯留室(1A26)と、下方の冷却液還元室(1A27)とから構成され、かつ断熱分離板には地熱収集井戸の断熱循環筒(1A11)が連通され、B.循環路部(1B)が、内方端を地熱液分離槽(1A2)の側壁(1A22)に水平状態で連結連通され、かつ、外方端が密閉されている所定寸法の横向きの角パイプ状に構成された適数本のケース(1B1)と、このケース内に水平に張設された断熱分離板(1B2)で形成された上方循環路(1B3)と下方循環路(1B4)から構成され、上方循環路と下方循環路とは外方端部分で連通され、上方循環路(1B3)は、地熱液分離槽の上方の地熱液貯留室(1A26)に連通され、下方循環路(1B4)は、地熱液分離槽の下方の冷却液還元室(1A27)に連通され、C.還元縦孔群(1C)は、地熱液分離槽に配設された適数個の地熱液分離槽用還元縦孔(1C1)と、循環路部に配設された適数個の循環路部用還元縦孔(1C2)から構成され、地熱液分離槽用還元縦孔(1C1)は、槽ケース(1A24)に貫通させた縦パイプ(P)の上下端を外部に対して開口させて構成され、循環路部用還元縦孔(1C2)は、ケース(1B1)に貫通させた縦パイプ(P)の上下端を外部に対して開口させて構成され、D.内部には融雪媒体水(W)が充填されていることを特徴とする対流循環融雪装置。

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