特許
J-GLOBAL ID:200903003553400842

水素ガス同位体の分離濃縮装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 一雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-088705
公開番号(公開出願番号):特開平7-289853
出願日: 1994年04月26日
公開日(公表日): 1995年11月07日
要約:
【要約】【目的】 水素吸蔵合金を用いて水素ガスから重水素ガスを安価に分離する装置を提示する。【構成】 水素ガスから軽水素と重水素を異なる圧力で吸蔵する水素吸蔵合金を多段に用いて順に重水素を濃縮してゆく工程において、合金を収納した容器に外部から振動を付与することにより合金を流動させて合金内の温度分布をなくして均一にする。これにより、合金の重水素分離係数が温度により変える影響を事実上解消することが可能となった。
請求項(抜粋):
次の(a)〜(f)の装置条件を具備したことを特徴とする水素ガス同位体の分離濃縮装置。(a)水素吸蔵金属または合金を保有させた容器が複数個設置されていること、(b)前記(a)の各容器は水素ガス配管と弁にて結合され、かつ最初に水素ガスを導入する入側の容器には原料となる水素ガス導入のための配管と弁が設置され、最後に水素ガスを導入する容器には分離濃縮を終えた水素ガスを他の装置または容器へ導入するための配管が設置されていること、(c)前記(a)と(b)の容器とは別に、水素吸蔵金属または合金を保有させた単数または複数の容器を設置し、これらの容器は前記(a)と(b)の容器と配管および弁にて結合されていること、(d)前記(a)と(b)の容器には熱交換器が内蔵され、内部の水素吸蔵金属または合金の温度を変更させるために外部から冷熱媒、温熱媒を流す配管と接続されていること、(e)すべての容器には圧力検出器が設置されており、検出圧力と設定圧力との差圧により、容器に流入する熱媒体温度や流量を制御する装置を有すること、(f)振動を吸収するバネの上に全ての容器が登載されているとともに、0.1Gから10Gの範囲で振動を付与する装置を有すること。
IPC (2件):
B01D 59/26 ,  C01B 4/00

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