特許
J-GLOBAL ID:200903003560579149

楽音変調装置および楽音変調装置を用いた電子楽器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大菅 義之
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-154922
公開番号(公開出願番号):特開平5-002390
出願日: 1991年06月26日
公開日(公表日): 1993年01月08日
要約:
【要約】【目的】 楽音信号を音声信号で変調する楽音変調装置に関し、楽音の特性をより複雑多彩に変化させ、かつ楽音信号と音声信号の各スペクトル・エンベロープが大きく異なる場合でも十分な変調効果を得ることを目的とする。【構成】 楽音信号11と音声信号15は、BPF群16′とBPF17により、それぞれ複数の周波数帯域内の各楽音信号と音声信号に分割される。エンベロープ抽出回路18は各音声信号から各エンベロープ信号を抽出する。BPF切り換え回路72は、楽音信号の音色に応じて、BPF群16′内の複数のBPF出力のうち1つを選択する。そして、この選択された有効な信号成分を有する各楽音信号が、VCA20で、各エンベロープ信号により変調される。同様の動作は、ディジタルフィルタで構成されるBPFにおいてフィルタ係数を切り換えることによっても実現され、また、楽音信号と音声信号の周波数帯域の対応付けを任意の組合せで行うこともできる。
請求項(抜粋):
楽音信号を該楽音信号の周波数特性に対応した複数の異なる周波数帯域内に帯域制限された各楽音信号に分割する第1の周波数帯域分割手段と、音声信号を所定の複数の異なる周波数帯域内に帯域制限された各音声信号に分割する第2の周波数帯域分割手段と、該第2の周波数帯域分割手段からの各音声信号から各エンベロープ信号を抽出するエンベロープ抽出手段と、前記第1の周波数帯域分割手段からの各楽音信号と前記エンベロープ抽出手段からの各エンベロープ信号とをそれぞれ対応させて割り当てる割当て手段と、前記第1の周波数帯域分割手段からの各楽音信号の特性を前記割当て手段で割り当てられた各エンベロープ信号のレベルに対応した電圧で可変させる電圧制御可変手段と、該電圧制御可変手段からの各出力を累算し出力楽音信号として出力する累算手段と、を有することを特徴とする楽音変調装置。

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