特許
J-GLOBAL ID:200903003578287781

ガソリン機関の失火検出装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石黒 健二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-110746
公開番号(公開出願番号):特開平6-323231
出願日: 1993年05月12日
公開日(公表日): 1994年11月22日
要約:
【要約】【目的】 機関の失火時の瞬時ブレークダウンにおいても、センサの感度の影響を受けず確実に失火を検出できる失火検出装置の提供。【構成】 火花放電電圧発生直後の一定期間、センサ出力をサンプルホールド回路31でホールドし、その定数倍を第2基準値とし、センサ出力が第2基準値を越えたとき、センサ出力を充放電回路34に充電し、電圧を比較回路36で所定の電圧と比較する。着火時に充電されるセンサ出力電圧は低く、比較回路36のハイレベルの継続時間が短いが、失火時のセンサ出力電圧は高く、比較回路36のハイレベルの継続時間が長くなる。これと火花放電終了後のピーク電圧の1/3にセンサ出力が下がるまでハイレベルになる比較回路27の出力信号との論理和より失火判定部24で失火を検出する。サンプルホールド31にホールドされる電圧は、点火系の仕様によって決まるため、センサの感度の影響がない。
請求項(抜粋):
一次電流の断続によって火花放電用の高電圧を生じる点火コイルの二次回路に点火プラグを接続し、前記点火プラグと前記点火コイルの前記二次回路との間に前記点火プラグから前記二次回路への逆流を防止する逆流防止手段を備えた点火装置に、前記点火プラグの放電電極間の電圧を検出する電圧検出手段を設け、この検出電圧に基づいてガソリン機関の失火状態を検出するガソリン機関の失火検出装置において、前記点火プラグにおける火花放電終了後の前記検出電圧のピーク電圧を記憶保持するピーク電圧記憶手段、このピーク電圧記憶手段に記憶された前記ピーク電圧に基づいて前記ピーク電圧より小さい第1の基準値を設定する第1の基準値設定手段、前記第1の基準値と前記検出電圧とを比較する第1の電圧比較手段からなる第1の電圧変化検出手段と、前記点火プラグにおける火花放電開始後の所定期間に前記電圧検出手段に検出される火花放電電圧を記憶保持する火花放電電圧記憶手段、この火花放電電圧記憶手段に記憶された前記火花放電電圧に基づいて前記火花放電電圧より大きい第2の基準値を設定する第2の基準値設定手段、前記第2の基準値と前記検出電圧とを比較し前記検出電圧が前記第2の基準値より大きいとき前記検出電圧を充電し所定の時定数で放電する充放電回路、該充放電回路の電圧を固定電圧と比較する第2の電圧比較手段からなる第2の電圧変化検出手段と、前記第1の電圧変化検出手段および前記第2の電圧変化検出手段の各比較結果に基づいてガソリン機関の失火検出を判別する失火判定手段とからなるガソリン機関の失火検出装置。
IPC (2件):
F02P 17/00 ,  F02D 45/00 368

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