特許
J-GLOBAL ID:200903003600177162

電磁弁

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-307888
公開番号(公開出願番号):特開2001-124229
出願日: 1999年10月29日
公開日(公表日): 2001年05月11日
要約:
【要約】【課題】 空調装置の冷凍サイクルに用いられる大口径の弁口を有する電磁弁の弁体に作用する冷媒圧力をキャンセルさせることにより、省電力が図れるようにした電磁弁の提供を目的とするものである。【解決手段】 本発明は、弁本体のチャンバーと吸引子側に設けた均圧室とをダイヤフラムで区画し、弁体アッシーとしては、断面カップ状の弁体ガイドと、中心部に連通孔を形成すると共にこの連通孔につながる横孔を形成してなる弁体とにより構成させると共に、弁座部の弁口径をφaとし、均圧室に収納される弁体ガイドの外形をφbとした時にφa=φbの寸法に設定し、非通電時には、低圧冷媒を弁体の連通孔、横孔を通して均圧室に連通させ、弁体に作用する冷媒の圧力をキャンセルさせて圧縮コイルばねのばね力のみによって弁体を開弁させることを特徴とする電磁弁である。
請求項(抜粋):
冷媒の流入口 (2)及び冷媒の流出口 (3)を備えた弁本体(1)には、その上方部分を段付き状に開口させて段付部(4a)を有するチャンバー(4)を設けると共に該チャンバー(4)の底部には弁座(5)を設け、前記チャンバーの段付部(4a)には、下方の中心部に弁体ガイドを収納させる均圧室(6)を設けると共に上方中心部に縦孔(7)を設けてなる吸引子(8)をダイヤフラム(9)を介し気密的に固定し、前記均圧室(6)内には、断面をカップ状に形成した弁体ガイド(10)を上下方向に摺動自在に収納し、前記ダイヤフラム(9)で区画される前記チャンバー(4)内には、下面にパッキン(11)を固着させると共に中心部の連通孔(12)並びにこの連通孔(12)につながる横孔(13)を設けた弁体(14)を収納させ、また前記弁体(14)の下面には該弁体(14)を上方に付勢させる圧縮コイルばね(15)を設け、さらに前記弁体ガイド(10)と弁体(14)とをダイヤフラム(9)を介し気密で且つ一体的に固定し、前記吸引子(8)の上方部分に固定したプランジャチューブ(16)内には、プランジャー(17)を上下方向に摺動自在に内挿させると共に該プランジャー(17)の下端部にはニードル(18)を固定し、前記プランジャチューブ(16)の回りには電磁コイル(19)を配置させ、前記弁座(5)部の弁口径をφaとし、均圧室(6)に収納される弁体ガイド(10)の外形をφbとした時にφa=φbの寸法に設定し、通電時には、前記ニードル(18)の押し下げにより、圧縮コイルばね(15)に抗して弁体(14)を下方に押し下げて閉弁させ、非通電時には、弁体に形成された連通孔(12)、横孔(13)及び均圧室(6)により弁体(14)に作用する高圧冷媒の圧力をキャンセルさせ、圧縮コイルばね(15)のばね力のみによって弁体(14)を上方に押し上げて開弁させるようにしたことを特徴とする電磁弁。
IPC (2件):
F16K 31/06 305 ,  F25B 41/06
FI (2件):
F16K 31/06 305 V ,  F25B 41/06 T
Fターム (13件):
3H106DA07 ,  3H106DA12 ,  3H106DA23 ,  3H106DB02 ,  3H106DB12 ,  3H106DB23 ,  3H106DB32 ,  3H106DC02 ,  3H106DD03 ,  3H106EE22 ,  3H106GC14 ,  3H106KK12 ,  3H106KK23

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