特許
J-GLOBAL ID:200903003606682780

車両のアンチスキッドブレーキ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岡村 俊雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-258870
公開番号(公開出願番号):特開平8-099623
出願日: 1994年09月28日
公開日(公表日): 1996年04月16日
要約:
【要約】【目的】 路面の左側と右側とが非対称の路面μで且つ高μでない状態から、低摩擦側の路面が先に高μ路に変化した際の走行安定性を確保し得る車両のアンチスキッドブレーキ装置を提供する。【構成】 左右の前輪と後輪のブレーキ液圧を独立に調整可能な制御する第1〜第4チャンネルが設けられ、車両左側と右側の路面摩擦状態値Mu(L) ,Mu(R) の時々刻々の値を検出し、Mu(L) が低μでMu(R) が中μの状態から、低摩擦側の路面左側が先に高μにジャンプしたときには、左側の第1,第3チャンネルの液圧を増圧させる増圧フェーズの急増圧の増圧速度を減少させ(S89)、同様に、Mu(R) が低μでMu(L) が中μの状態から、低摩擦側の路面右側が先に高μにジャンプしたときには、右側の第2,第4チャンネルの液圧を増圧させる増圧フェーズの急増圧の増圧速度を減少させる(S92)。
請求項(抜粋):
車輪の回転速度を検出する車輪速検出手段と、ブレーキ液圧を調整可能で且つ少なくとも前輪のブレーキ液圧を左右独立に調整可能な液圧調整手段と、車輪速検出手段で検出された車輪速に基づいて、少なくとも増圧フェーズと減圧フェーズとを含む液圧制御サイクルで液圧が変化するように液圧調整手段を制御するアンチスキッド制御手段とを備えたアンチスキッドブレーキ装置において、走行路面の左右両側の路面摩擦係数を個別に推定する摩擦推定手段と、前記摩擦推定手段で得られた路面摩擦係数を受け、走行路面の左右両側の路面摩擦係数が異なり且つ両方とも高摩擦でないとき、摩擦係数が低い方の路面摩擦係数が先に高摩擦係数に変化した場合には、摩擦係数が高い方の路面摩擦係数が先に高摩擦係数に変化する場合よりも、前記増圧フェーズにおける増圧速度を小さく補正する増圧補正手段と、を備えたことを特徴とする車両のアンチスキッドブレーキ装置。

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