特許
J-GLOBAL ID:200903003685019951

盲ボルト

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 浅村 皓 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-211731
公開番号(公開出願番号):特開平5-209608
出願日: 1992年08月07日
公開日(公表日): 1993年08月20日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 構造工作物を固定するための高強度で高締付け性の盲留め具を提供する。【構成】 この盲留め具10は、頭37と複数のロック溝22またはねじとを備えた芯ピン12と、ロック溝22へすえ込まれる高耐久性のスタンドオフカラー14あるいはピン12のねじにねじ込まれるナットと、圧縮により破断する主スリーブ18と、拡張可能の短い一定長さのスリーブ16とを有し、主スリーブ18に対して拡張可能スリーブ16を押圧してこれを広げ、かつ盲側の構造荷重支持盲頭を形成させるピン12に加えられる相対的な軸線方向の力により固定される。相対的な軸線方向の力はすえ込み形態では引張りにより、ねじ形態においてはトルクにより加えることができる。芯ピン12の頭37は主スリーブ18に作用して脆性部分42を剪断させ、盲頭が工作物の盲側と係合した後は主スリーブ18の長さを短縮する。次いでスタンドオフカラー14がピン12のロック溝にすえ込まれるか、又はナットが芯ピン12へさらにねじ込まれる。
請求項(抜粋):
整合した開口を有し、かつ近接可能面と盲側面とを有し、近接可能面から据付工具によって加えられた相対的な軸線方向の力により据付けするようにされた複数の工作物を望ましい締付け荷重で固定する盲ボルトにおいて、大径のピン頭で一端が終る細長いピン胴を有するピン部材であって、前記ピン胴が複数のロック溝からなるロック部分と複数のプル溝からなるプル部分とを有するピン部材と、テーパ付きの鼻部でその内端が終る細長いスリーブ胴部分を有する主スリーブ構造体であって、前記スリーブ胴部分が前記工作物の整合開口に位置するようにされ、前記主スリーブ構造体が中央軸線を有する第1の貫通孔で前記ピン胴を受け入れるようにされた主スリーブ構造体と、前記ピン胴を受け入れるようにされた第2の貫通孔を有し、前記ピン頭と前記テーパ付き鼻部分との間で前記ピン胴に位置するようにされた拡張可能スリーブ部材と、前記主スリーブ構造体と作動関連し、前記工作物の近接可能面の側において前記ピン胴に位置し、前記ピンとそのカラー構造体との間で据付工具によって加えられた第1の大きさの相対的な軸線方向運動に応答して前記ロック溝へすえ込みするようにされたチューブ状カラー構造体とを含み、前記テーパ付き鼻部分が前記中央軸線に対して所定の角度を画成しており、前記拡張可能スリーブが前記第1の大きさより小さい第2の大きさの相対的な軸線方向の力に応答して前記鼻部分に対して軸線方向に運動し、かつ前記鼻部分上で半径方向に広がり盲側面に対して作用する大径の盲頭を形成し、前記主スリーブ構造体の前記スリーブ胴部分が前記のテーパ付き鼻部分とは反対の側の端部において大径の皿穴部分と、前記大径の皿穴部分に隣接して前記スリーブの外面に形成された環状の溝を有し、かつ前記大径の皿穴部分内で軸線方向に運動する溝付き部分と、前記大径の皿穴部分と前記の環状溝付き部分とを接続する脆性部分とで終り、前記脆性部分は前記第1の大きさよりは小さいが前記第2の大きさよりは大きい第3の大きさの相対的な軸線方向の力により破断するようにされ、前記溝付き部分を前記大径の皿穴部分へ軸線方向に運動させることにより前記主スリーブ構造体を前記盲頭との軸線方向荷重支持関係から外すよう運動させることにより、工作物に加えられる最終の締付け荷重が前記主スリーブ構造体によっては概ね何ら影響されないことを特徴とする盲ボルト。
IPC (2件):
F16B 13/04 ,  F16B 13/08
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭61-236910
  • 特公昭48-013904

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