特許
J-GLOBAL ID:200903003690840728

直接スペクトラム拡散通信方式のパス検出方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 守山 辰雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-067770
公開番号(公開出願番号):特開平11-251960
出願日: 1998年03月03日
公開日(公表日): 1999年09月17日
要約:
【要約】【課題】 パス検出において累加算処理に用いるメモリ規模を削減し、デジタル処理化を容易にする。【解決手段】 受信信号から得たI相出力とQ相出力を相関器11、12で逆拡散し、これらI相逆拡散出力とQ相逆拡散出力とを絶対値和や二乗値和等してそのレベルをレベル検出器13、14で求め、これらレベルの和を第1加算器15で生成する。第1加算器15からの和出力と第1しきい値作成回路16からの第1しきい値とを第1比較器17で比較して比較結果を2値で出力し、メモリ19及び第2加算器18を有した累加算器で比較結果の2値出力を累加算し、この累加算出力と第2しきい値作成回路21からの第2しきい値とを第2比較器20で比較して、比較結果をパス出現信号として出力する。すなわち、第1比較器で処理信号を2値化するため、その後の累加算処理を容量が小さいメモリによって実現でき、また、A/D変換をせずとも比較処理以降をデジタル処理化できる。
請求項(抜粋):
直接スペクトラム拡散通信方式の受信機に設けられるパス検出方法において、受信信号を直交検波して得たI相出力およびQ相出力の各々と受信機に設定された拡散符号との相関による逆拡散出力を生成し、これらI相の逆拡散出力とQ相の逆拡散出力との絶対値の和を第1のしきい値と比較して2値出力を生成し、受信信号の1シンボルに相当する部分の2値出力を、複数シンボル時間にわたって累積し、累積値を第2のしきい値と比較判定することにより、1シンボル時間中で当該累積値が第2のしきい値を越えるポイントをパスの到来ポイントと判定することを特徴とする直接スペクトラム拡散通信方式のパス検出方法。

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