特許
J-GLOBAL ID:200903003704360686

画像抽出方式

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 熊谷 雄太郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-118059
公開番号(公開出願番号):特開平9-305707
出願日: 1996年05月13日
公開日(公表日): 1997年11月28日
要約:
【要約】【目的】 少なくとも直線と文字等を含んで構成される濃淡画像から文字等を高精度に抽出する。【構成】 干渉画素らしさ算出手段904は、罫線除去手段902が同定した直線に属する画素(以下罫線画素と呼ぶ)のうち文字との接触箇所付近に存在する画素を、直線方向に並ぶ幅1の画素列の集合としてとらえ、各画素毎に平均罫線濃度算出手段903が算出した平均濃度値とその画素列に属する各罫線画素の濃度を比較し、各画素に対して文字と直線の重なった画素(以下干渉画素と呼ぶ)である可能性を求める。文字ストロークらしさ算出手段905は、干渉画素である可能性が高い画素の連続性を検証し、これを文字ストロークらしさという指数で表現する。干渉画素復元手段906は文字ストロークらしさ指数が高い画素を干渉画素として抽出する。
請求項(抜粋):
少なくとも枠線や罫線等の直線と、文字・図形もしくは記号等を含んで構成される濃淡画像から、文字・図形・記号等を抽出する画像抽出方式において、前記濃淡画像から罫線等の直線・文字・図形・記号等と背景を分離して2値画像を取得する2値化手段と、前記2値画像から罫線等の直線を除去するとともに、除去した罫線等に属する画素(以下罫線画素と略記する)及び罫線除去後の2値画像に含まれる文字等に属する画素(以下文字画素と略記する)の位置を記憶する罫線除去手段と、前記文字画素に隣接している前記罫線画素の中で最も濃度の高い画素を各隣接箇所において種画素として選出する種画素選出手段と、前記種画素とそれに対して直線方向に存在する罫線画素の平均濃度を前記濃淡画像を参照して算出する平均罫線濃度算出手段と、前記種画素の位置を開始点として前記濃淡画像中の画素を直線の方向に走査し、画素値が前記平均罫線濃度に定数を加算した値よりも大きい場合には文字と直線が重なった画素(以下干渉画素と呼ぶ)と判定してその位置座標を記憶し、一方画素値が前記平均罫線濃度値に定数を加算した値よりも小さい場合にはその方向への画素走査を終了する干渉画素復元手段とを有し、前記干渉画素復元手段により干渉画素が抽出された場合、抽出された干渉画素を文字画素と同様に扱って、これと罫線画素が隣接する箇所に対して前記種画素選出手段以降の処理を繰り返し適用し、文字等を抽出することを特徴とする画像抽出方式。

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