特許
J-GLOBAL ID:200903003713226690

カーニング処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉谷 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-354144
公開番号(公開出願番号):特開平7-195652
出願日: 1993年12月28日
公開日(公表日): 1995年08月01日
要約:
【要約】【目的】 どのような文字同士の組合せにも適用できるカーニング処理を提供する。【構成】 カーニング演算コントローラ1は、基準間隔設定メモリ5に格納された、基準間隔に基づいて、基準文字と対象文字の字面の所定量の太らせ処理を行なう。両文字の太らせパターン同士が接する位置までの移動量を、太らせパターン列展開メモリ16上で求める。両文字の太らせパターンが接する位置から、さらに、両文字の太らせパターンが重複するように所定距離近接させ、パターン重複面積を算出し、文字枠重複面積に対する割合を隣接強度として求める。そして、前記算出された移動量とこの隣接強度による補正量とに基づいて、対象文字を詰めて配置するので、文字同士の視覚的影響の度合いに応じたカーニング処理が行なわれる。
請求項(抜粋):
その中に文字パターン(字面)を配置した矩形の文字枠(仮想ボディ)に基づいて、文字列の各文字を所定の配列方向に配置するときに、既に配置位置が確定している基準文字に対して、隣接して配置しようとする対象文字の配置位置を調整するカーニング処理方法であって、前記基準文字と前記対象文字の字面同士の基準間隔を指定する過程と、前記両文字を太らせたときの太らせ量の和が前記指定された基準間隔に等しくなるように、前記基準文字と前記対象文字の字面を所定量太らせる過程と、前記太らせ処理後の対象文字の太らせパターンを前記太らせ処理後の基準文字の太らせパターンに向けて移動させて、前記両文字の太らせパターンが接する位置までの対象文字の移動量を求める過程と、前記両文字の太らせパターンが接する位置から前記両文字の太らせパターンが重複するように対象文字の太らせパターンをさらに所定の距離だけ移動させる過程と、前記過程で両文字の太らせパターン同士の重複面積と両文字枠同士の重複面積をそれぞれ算出する過程と、前記移動量と、前記パターン同士の重複面積の前記文字枠同士の重複面積に対する割合の逆数に基づく補正量と、に基づいて、前記基準文字に対する前記対象文字の配置位置を算出する過程と、を含むことを特徴とするカーニング処理方法。

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