特許
J-GLOBAL ID:200903003751473960

ランキンサイクルエンジン

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大川 宏
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-063365
公開番号(公開出願番号):特開平10-252556
出願日: 1997年03月17日
公開日(公表日): 1998年09月22日
要約:
【要約】【課題】ランキンサイクルエンジンにおいて、作動流体の必要量の気相を常に確保して、液相の往復運動の振幅を常時略一定として安定な駆動状態を継続するようにする。【解決手段】作動流体を収容して加熱する液相加熱室14をシリンダ11とは独立して形成し、液相加熱室14の空間部14bとシリンダ11の加熱空間部11aとを第1連結管路16を介して連結し、液相加熱室14にて加熱された作動流体を、シリンダ11の内圧と液相加熱室14の内圧の圧力差によりシリンダ11内へ供給する。作動流体は、その必要量が高温の状態でシリンダ11の加熱空間部11aへ的確に供給され、加熱空間部11aで直ちに気相状態に蒸発し膨張してシリンダ11内の圧力を増大させ、シリンダ11内の液相の往復運動を繰り返し行う。
請求項(抜粋):
液相および気相に相変化する作動流体を収容するシリンダと、該シリンダの一端側の空間部を加熱して同空間部を加熱空間部に構成する加熱手段と、該シリンダの中間部を冷却して同中間部を冷却空間部に構成する冷却手段とを備え、該作動流体の液相界面を該加熱空間部に上昇させることにより該液相の一部を気相に変えて気相圧力を高めかつ該気相を前記加熱空間部で加熱膨張させて増圧させることにより該液相を下降させ、次に加熱膨張して該冷却空間部に達した該気相を該冷却空間部で冷却凝縮して該液相とすることにより該気相を減圧させて該液相を上昇させ、該作動流体の液相を往復運動させるランキンサイクルエンジンであり、前記液相を収容して加熱する液相加熱室を前記加熱空間部とは独立して形成するとともに、該液相加熱室と該加熱空間部とを第1連結管路を介して連結し、該液相加熱室にて加熱された該液相を、該液相加熱室の内圧と前記シリンダの内圧との圧力差により、該シリンダの該加熱空間部に供給するようにしたことを特徴とするランキンサイクルエンジン。

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