特許
J-GLOBAL ID:200903003754459888

ピペラジノン誘導体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 萼 経夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-332702
公開番号(公開出願番号):特開2000-159764
出願日: 1999年11月24日
公開日(公表日): 2000年06月13日
要約:
【要約】【課題】 新規ピペラジノン誘導体及びその用途を提供する。【解決手段】 式(I)〔式中、例えばnは3を表わし、G1-4 はC1-4 アルキル基を表わし、A1 は水素原子又はメチル基を表わし、A2 はメチレン基を表わし、A3 ′及びA3 ′′はC1-4 アルキル基を表わし、A4 はC1-8 アルキル基を表わし、Yは式(IV)(式中、R1 は水素原子又はメチル基を表わし、R2 はメチレン基を表わし、R3 ′及びR3 ′′はC1-4 アルキル基を表わし、そしてR4は水素原子又はC1-8 アルキル基を表わす)で表わされる基を表わし、そしてZは式(VI)(式中、A10′及びA10′′は水素原子又はC1-4 アルキル基を表わし、そしてA11′及びA11′′はC2-6 アルキレン基を表わす)で表わされる基を表わす〕で表わされる化合物。本化合物は有機材料の安定剤として有用である。【化1】
請求項(抜粋):
次式(I):【化1】〔式中、nは1ないし4の整数を表わし、G1 ,G2 ,G3 及びG4 は、互いに独立して、炭素原子数1ないし18のアルキル基又は炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基を形成し、又は基G1とG2 及び基G3 とG4 は、互いに独立して、それらが結合している炭素原子と一緒になって、炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基を形成し、A1 は水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基、オキシル基、-OH基、-CH2 CN基、炭素原子数3ないし6のアルケニル基、炭素原子数3ないし8のアルキニル基、非置換又は1,2若しくは3個の炭素原子数1ないし4のアルキル基若しくは炭素原子数1ないし4のアルコキシ基によりフェニル環が置換された炭素原子数7ないし12のフェニルアルキル基;炭素原子数1ないし8のアシル基、炭素原子数1ないし18のアルコキシ基、炭素原子数5ないし12のシクロアルコキシ基、非置換又は1,2若しくは3個の炭素原子数1ないし4のアルキル基若しくは炭素原子数1ないし4のアルコキシ基によりフェニル環が置換された炭素原子数7ないし12のフェニルアルコキシ基;炭素原子数1ないし18のアルカノイルオキシ基、(炭素原子数1ないし18のアルコキシ)カルボニル基、グリシジル基又は基-CH2 CH(OH)(G)(式中、Gは水素原子、メチル基又はフェニル基を表わす)を表わし、A2 は炭素原子数2ないし14のアルキレン基又は基-CA2 ′(A2 ′′)-(式中、A2 ′及びA2 ′′は、互いに独立して、水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基又は炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基を表わす)を表わし、A3 ′及びA3 ′′は、互いに独立して、水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基、酸素原子により中断された炭素原子数2ないし18のアルキル基;又は炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基を表わし、A4 は水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数2ないし18のヒドロキシアルキル基、炭素原子数3ないし18のアルケニル基、非置換又は1,2若しくは3個の炭素原子数1ないし4のアルキル基により置換された炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基;非置換又は1,2若しくは3個の炭素原子数1ないし4のアルキル基によりフェニル環が置換された炭素原子数7ないし12のフェニルアルキル基;テトラヒドロフルフリル基、次式(II):【化2】(式中、A1 ,A2 ,A3 ′及びA3 ′′は上記において定義されたものと同じ意味を表わす)で表わされる基;又は炭素原子数1ないし8のアルコキシ基,ジ(炭素原子数1ないし4のアルキル)アミノ基又は次式(III ):【化3】(式中、Lは-O-基、-CH2 -基、-CH2 CH2 -基又は>N-CH3 基を表わす)で表わされる基により2,3若しくは4位が置換された炭素原子数2ないし4のアルキル基を表わし、Yは-OA5 基、-SA5 基、-N(A6 )(A7 )基又は次式(IV):【化4】(式中、R1 はA1 に対して上記において与えられた定義のうちの一つを表わし、R2 はA2 に対して上記において与えられた定義のうちの一つを表わし、R3′及びR3 ′′は、互いに独立して、A3 ′及びA3 ′′に対して上記において与えられた定義のうちの一つを表わし、そしてR4 はA4 に対して上記において与えられた定義のうちの一つを表わす)で表わされる基を表わし、A5 ,A6 及びA7 は、互いに独立して、水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数3ないし18のアルケニル基、非置換又は1,2若しくは3個の炭素原子数1ないし4のアルキル基により置換された炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基;非置換又は1,2若しくは3個の炭素原子数1ないし4のアルキル基若しくは炭素原子数1ないし4のアルコキシ基により置換されたフェニル基;非置換又は1,2若しくは3個の炭素原子数1ないし4のアルキル基によりフェニル環が置換された炭素原子数7ないし12のフェニルアルキル基;テトラヒドロフルフリル基又は炭素原子数1ないし8のアルコキシ基,ジ(炭素原子数1ないし4のアルキル)アミノ基又は式(III )で表わされる基により2,3若しくは4位が置換された炭素原子数2ないし4のアルキル基を表わし、そしてA5 は更に式(II)で表わされる基を表わし、又は-N(A6 )(A7 )基は更に式(III )で表わされる基を表わし、nが1を表わす場合には、Zは-OA5 基、-SA5 基、-N(A6 )(A7)基又は上記において定義された式(IV)で表わされる基を表わし、nが2を表わす場合には、Zは次式(V):【化5】(式中、A8 ′及びA8 ′′は、互いに独立して、水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数3ないし18のアルケニル基、非置換又は1,2若しくは3個の炭素原子数1ないし4のアルキル基により置換された炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基;非置換又は1,2若しくは3個の炭素原子数1ないし4のアルキル基によりフェニル環が置換された炭素原子数7ないし12のフェニルアルキル基;テトラヒドロフルフリル基、式(II)で表わされる基又は-OH基,炭素原子数1ないし8のアルコキシ基,ジ(炭素原子数1ないし4のアルキル)アミノ基又は式(III )で表わされる基により2,3若しくは4位が置換された炭素原子数2ないし4のアルキル基を表わし、A9 は炭素原子数2ないし14のアルキレン基、酸素原子又は硫黄原子により中断された炭素原子数4ないし14のアルキレン基;炭素原子数5ないし7のシクロアルキレン基、炭素原子数5ないし7のシクロアルキレンジ(炭素原子数1ないし4のアルキレン)基、炭素原子数1ないし4のアルキレンジ(炭素原子数5ないし7のシクロアルキレン)基又はフェニレンジ(炭素原子数1ないし4のアルキレン)基を表わす)で表わされる基を表わし、nが3を表わす場合には、Zは次式(VI):【化6】(式中、A10′及びA10′′は、互いに独立して、A8 ′及びA8 ′′の定義のうちの一つを表わし、そしてA11′及びA11′′は、互いに独立して、A9 の定義のうちの一つを表わす)で表わされる基を表わし、nが4を表わす場合には、Zは次式(VII ):【化7】(式中、A12′及びA12′′は、互いに独立して、A8 ′及びA8 ′′の定義のうちの一つを表わし、そしてA13′,A13′′及びA13′′′は、互いに独立して、A9 の定義のうちの一つを表わす)で表わされる基を表わす〕で表わされる化合物であって、基A1 ,基A2 ,基A3 ′,基A3 ′′,基A4 又は基Yは、互いに独立して、同一の意味又は異なる意味を有し、そして式(I)で表わされる化合物中に存在する次式:【化8】で表わされる繰り返し単位は同一又は異なるが、但し、少なくとも一つの次式:【化9】で表わされる基において、A4 は水素原子と異なり、そして-(A3 ′)C(A3 ′′)-はメチレン基と異なる化合物。
IPC (5件):
C07D403/14 ,  C07D241/08 ,  C07D403/12 ,  C09K 15/30 ,  G03C 7/392
FI (5件):
C07D403/14 ,  C07D241/08 ,  C07D403/12 ,  C09K 15/30 ,  G03C 7/392 A

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