特許
J-GLOBAL ID:200903003777236495

データ転送方法およびそれに適した計算機システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高橋 明夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-290597
公開番号(公開出願番号):特開平11-126196
出願日: 1997年10月23日
公開日(公表日): 1999年05月11日
要約:
【要約】【課題】標準MPIライブラリを介したメモリ間直接転送を高速化する。【解決手段】送信側PUT/GETライブラリは、ユーザプロセスがMPIライブラリに対して発行したデータ送信要求コマンドに応答して転送制御情報200を生成する。送信側ネットワークインタフェース回路は、その中の送信データアドレスと送信フラグアドレスを用いてそれぞれユーザデータ713とMPIライブラリにより使用されるユーザデータに対応する付加情報714をローカルメモリ304から読み出し、一つのメッセージ705としてネットワーク105に送出し、送信完了フラグ715を送信フラグアドレスを用いて書き込む。受信側のネットワークインタフェース回路は、メッセージ内の受信データアドレスと受信フラグアドレスで指定されるローカルメモリ領域721、722にそれぞれユーザデータと付加情報を書き込み、受信完了フラグ723を領域723に書き込む。
請求項(抜粋):
相互結合ネットワークで接続された複数の要素プロセッサを有し、各要素プロセッサ内には、ユーザプロセスと交信するメッセージパッシングライブラリと、そのメッセージパッシングライブラリと交信するメモリ間直接転送ライブラリとが組み込まれ、各要素プロセッサは、プロセッサと、メモリと、上記相互結合ネットワークとの間でメッセージを交換するためのネットワークインタフェース回路とを有する計算機システムにおいて、送信側の要素プロセッサで走行中のユーザプロセスにより、その要素プロセッサ内のメッセージパッシングライブラリに対して発行されたデータ送信要求が要求する送信データと、そのデータ送信要求が要求する、メッセージパッシングライブラリにより定められた、受信側の要素プロセッサに送信されるべき付加情報との送信を、そのメッセージパッシングライブラリからその要素プロセッサ内のメモリ間直接転送ライブラリに対して要求し、そのメモリ間直接転送ライブラリにより、上記要求された送信データおよび付加情報と、それらの受信の完了を示す制御情報を書き込むべき領域を指定するための、受信側の要素プロセッサがあらかじめ決定した受信側アドレス情報とを含むメッセージの送信を上記ネットワークインタフェース回路に対して要求し、上記ネットワークインタフェース回路により、上記メッセージを組立て、受信側の要素プロセッサに宛てて上記相互結合ネットワークに送信し、上記メッセージの送信後に、そのメモリ間直接転送ライブラリが決定したアドレスを有する、上記メモリ内の記憶位置に送信完了を示す制御情報を上記ネットワークインタフェース回路により書き込むステップからなるデータ転送方法。
IPC (2件):
G06F 15/163 ,  G06F 13/00 353
FI (2件):
G06F 15/16 320 A ,  G06F 13/00 353 C

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