特許
J-GLOBAL ID:200903003788227960

耐磨耗性窒化珪素焼結体及びその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小島 清路
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-329791
公開番号(公開出願番号):特開平7-149569
出願日: 1993年11月30日
公開日(公表日): 1995年06月13日
要約:
【要約】【目的】 相対密度が非常に高く、高温における強度が大きく、且つ、耐磨耗性に優れ、切削加工具等に好適なβ-Si3 N4 焼結体及びその製造方法を提供する。【構成】 平均粒径0.5μm、α結晶化率95%以上、酸素量1.5重量%の原料窒化珪素粉末94〜98重量%に、焼結助剤として、平均粒径0.3〜0.4μmの酸化マグネシウム、及び酸化ジルコニウム等の焼結助剤2〜6重量%を加え、これにアルミナ玉石、溶媒としてのエタノールを添加して、16時間粉砕混合し、更に有機結合剤を加えて、金型プレスにて予圧した後、1.5t/cm2 の圧力で冷間静水圧成形して、工具SNGN432用の成形体を得、次いで、この成形体を脱脂後、温度1800〜1950°C、圧力2〜3気圧の条件で焼成し、耐磨耗性窒化珪素焼結体を得た。
請求項(抜粋):
β-Si3 N4 を主体とする粒子からなる相と、該粒子の粒界に形成されるガラス相とからなる焼結体において、上記ガラス相は、焼結助剤構成成分である酸化マグネシウム並びにジルコニウム及び希土類元素のうちの1種以上の酸化物と、窒化珪素原料粉末中に存在する酸素と珪素とが反応して生成する酸化珪素とを含み、上記焼結体を100体積%とした場合に、上記ガラス相は4〜8体積%であり、また、上記窒化珪素原料粉末に添加される焼結助剤と、上記酸素の全量が珪素と反応するとして算出される酸化珪素の量との合計量を100体積%とした場合に、その10〜30体積%が揮散して上記焼結体中には残存せず、上記ガラス相を形成するのはその残部の70〜90体積%であり、且つ、上記β-Si3 N4 粒子の最大長軸径が9.5μm以下であり、上記焼結体の相対密度が98%以上であって、下記の試験条件による逃げ面磨耗量が2.0mm以下であることを特徴とする耐磨耗性窒化珪素焼結体。逃げ面磨耗量の試験条件:被削材;FC20、切削速度;300m/分、送り;0.34mm/rev、切込み;1.5mm、刃先;0.15mm×20°
IPC (3件):
C04B 35/584 ,  B23B 27/14 ,  B23P 15/28
FI (5件):
C04B 35/58 102 T ,  C04B 35/58 102 A ,  C04B 35/58 102 C ,  C04B 35/58 102 G ,  C04B 35/58 102 K
引用特許:
審査官引用 (8件)
  • 特開平2-172866
  • 特開昭63-095160
  • 特開昭64-056369
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