特許
J-GLOBAL ID:200903003845866257

腹膜潅流装置と腹膜潅流方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 若林 忠
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-119878
公開番号(公開出願番号):特開平5-131027
出願日: 1992年04月15日
公開日(公表日): 1993年05月28日
要約:
【要約】【目的】 病院でも家庭でも、あるいは手動、CAPD、IPD、CCPDのいずれにも使用可能な、簡単で優れた自動的な腹膜潅流の装置とその方法を提供する。【構成】 複数の新潅流液バッグ72を患者62より上方位置に支持する支持手段と、新潅流液バッグ72を加熱するヒーター74と、クランピング手段を有するマニホルド68と、患者62より下方の廃液受け容器70と、マニホルド68からカテーテル66に至る第1導管76、廃液受け容器70に至る第2導管78、各新潅流液バッグ72に至る複数の導管80〜86からなる導管群と、注入/滞留の段階と排出の段階とを各新潅流液バッグ72ごとに繰返してクランピング手段を制御する電子的制御手段と、廃液受け容器70を計量して排液の量が設定値未満のときは、電子的制御手段に通知して警報を表示する安全手段とからなる。
請求項(抜粋):
腹腔を患者用カテーテルにつながれた患者に腹膜潅流を行うための装置であって、1つのマニホルドと、廃潅流液の受け容器と、複数の新潅流液容器を支持する支持手段と、前記支持手段上において潅流液容器を加熱する加熱手段と、前記マニホルドと前記患者用カテーテルとが接続される第1の導管と、前記マニホルドと前記の受け容器が接続される第2の導管と、前記マニホルドと複数の新潅流液容器とが個別に対応して接続される少なくとも2本の第3の導管と、少なくとも前記の第2の導管と前記第3の導管とが選択的に閉止されるクランピング手段と、前記装置の動作を制御する電子的制御手段、すなわち、1つの自動のモードのとき前記クランピング手段を制御して、第1の所定の時間の注入/滞留の動作段階、すなわち、第1の導管と、新潅流液容器のうちの1つに至る第3の導管の1つとの両者が開かれ、その他の導管が閉じられ、潅流液容器の垂直方向のレベルが患者のそれよりも上にある限りは、潅流液が重力によって患者の腹腔に入り、そこに留まる動作段階と、第2の所定の時間の排出の動作段階、すなわち第1と第2の導管が共に開かれ、その他の導管が閉じられ、患者の垂直方向のレベルが前記受け容器のそれよりも上にある限りは、廃潅流液が重力によって患者の腹腔から前記受け容器へ流出する動作段階との2つの動作段階を新潅流液容器ごとにすべての潅流液容器が使われるまで繰返して行わせる電子的制御手段と、排出の期間の間に、患者の腹腔から十分な量の潅流液が排出されたか否かを判定し、潅流液の流出量が不十分なときは、次の注入/滞留の期間に移行しないように前記判定の情報を前記電子的制御手段に送る安全手段と、前記第1と第2の所定の時間が選択される選択手段とを有する腹膜潅流装置。
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特公平3-080028
  • 特公平4-016185
  • 特開平3-176070

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